オリンピック・パラリンピックに携わってみて

オリンピックの五輪マーク
コロナがなかったらしなかっただろうと思うことが沢山あります。

パソコンの勉強をしてみたり、このブログを始めたのも、コロナで仕事ができず、時間がたっぷりあったおかげです。

今回のオリンピック・パラリンピック(以後、オリパラと略します)に携わる仕事も同じです。
通常の添乗業務に代わる仕事として、所属する派遣会社からいただいた仕事です。
このブログでもすでにオリンピック関連の仕事で見てしまいました!や、コロナ禍でオジサン禍でご紹介しました。

私はオリパラを通して、ある場所で選手や関係者の誘導をする仕事に携わりました。長い時間ではありませんが、選手たちに少しだけ説明などもする係でした。

もしコロナ禍にならず、いつも通り添乗業務をしていたら、オリパラ関連ツアーを担当することはあっても、選手と関わることは絶対になかったでしょう。

素晴らしき選手たち

多くの選手たちと短時間ですが接する仕事をしてみて感じたことは、皆さん大変明るく前向きであるということでした。
パラリンピックのマーク
以前も触れたように、無意味とも思える長い導線や待ち時間、執拗に繰り返される書類のチェック。。。申し訳ないと思いながらも、私個人が勝手に変えられるものではありませんでした。

疲れや、イライラがあって当然の場面でも、選手たちは常に明るく我慢強く見えました。
健康であろうオリンピックの選手はもちろん、ハンディキャップのあるパラリンピックの選手も同じでした。

待ち時間に両手のないトルコの少女が、柔らかい足の指の動きで、ビックリする速さでスマホを操作している様子を見ました。「ごめんなさい、もう少し待ってね」と声をかけると、笑顔を返してくれました。

私が担当していた場面では、とても「お・も・て・な・し」ができていたとは言えないのです。いつも申し訳ないという気持ちで、私なりに明るく接することに努めましたが、伝わっていたら嬉しいです。

極めた人たち

オリパラの選手ともなると、その競技で世界を極めた人たちです。特にパラリンピックの選手たちはまず、自分の体を克服しなければならないのです。そのうえで競技を極めた人たちです。

テレビで競技を見ても同じだたっと思いますが、実際に身近に接したことで、より以上に畏敬の念を覚えました。彼らを支援する人たちの姿にも、感心という言葉では表しきれないものを感じました。

ボッチャをする車椅子の選手のイラスト
東京で開催されて良かったこと

今回の東京2020開催に賛否があったことはもちろん承知しています。私自身も職域でワクチン接種を終えてはいたものの、「大丈夫なのかな?」と疑問を感じながらの勤務でした。

ただし、東京で開催されることで期待していたことがあります。テレビ放映に関することです。海外でのオリンピックでも、日本選手が活躍しそうな競技や、メジャーな人気競技には放送枠が充てられています。気になって、深夜の放送を頑張って視たことがある人は多いと思います。

ところが、パラリンピックになると放送時間は極端に短くなり、メダルをとった競技がダイジェスト版で紹介されるくらいではないでしょうか?
東京でパラリンピックが開催されることで何より私が楽しみにしていたことは、普段見ることのない、パラリンピックの競技が通常よりは多く放送されるであろうということでした。

当たりました♪海外で行われるパラリンピックよりは、かなり多くの競技がテレビ中継されていたように思います。選手や大会を支える人々の姿をより多くの人が、より身近に感じることができたのではないでしょうか。

一番の願いとは?

今一番の願いは、オリ・パラをオリンピックとして同時にできないものか?ということです。オリンピックにも男女の区別があるように、そこに現在のパラリンピックの競技を一緒にしてほしいということです。
更にデフリンピック(聴覚障害者)、スペシャルオリンピックス(知的障害者)を加えることも必要でしょうし、今後はトランスジェンダーのカテゴリーについても考えていかなければなりませんね。

💬これらが実現する日が来るのか?難しくても、これからは実現に向けて動くべきなのだと思います。

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