オリンピック関連の仕事で、見てしまいました!

ロンドンのタワーブリッジ
またまた、お馴染みの緊急事態宣言発出!!
添乗の仕事が再開していたのに、あっという間に再度ツアーキャンセルとなりました。

所属する派遣会社から、「某スポーツイベント」関連(笑)という表現で紹介された仕事をしています。
どこで何をしているのか?詳しくは書けません。お許しください。

思えばいろいろありました。。。

思えばここに至るまでのオリンピックは波乱万丈でしたね。
2013年9月に、マドリッド、イスタンブールを破り招致が決定。
今になって思えば、「TOKYO」の声に歓喜した瞬間が最高でした。懐かしいですね!

その後はトラブルのイメージしかありません。
①新国立競技場の設計変更、②エンブレムのデザイン盗作疑惑による変更、③招致をめぐる賄賂疑惑でJOC竹田会長が退任、④マラソンと競歩の札幌移転、⑤新型コロナウィルスのパンデミックによる1年の延期、⑥ボクシングやテコンドーなど、各協会トップのパワハラ問題、あともう少しというところで、⑦開閉会式の演出担当者の容姿侮蔑演出問題による辞任、⑧開閉会式の音楽担当者が学生時代とはいえ、悪質な障がい者いじめをしていた過去を大人になってからのインタビューで反省の色なく話していたこと。。。

聖火のイラスト
政治家たちもいろいろありました。
①猪瀬元都知事の金銭授受問題による辞任、➁舛添元都知事の公用車私物化問題での辞任、③JOC森会長の女性蔑視発言、ついでに④安倍元首相の「モリカケ」問題。
個人的には、小池都知事の「どや顔でキャッチフレーズ乱発」問題を挙げたいと思います。

私一人がちょっと思い出しただけでもこんなにたくさん!!!


皆が一生懸命やっています!でも。。。

私がやっている仕事は、ある場所で選手、JOC関係者、IOC関係者、政府や各省庁関係者、オリンピック関係のVIPなど、多くの人たちと束の間ですが接するポジションです。
先日ワクチンの職域接種を受けたので、怖いながらも信じるしかありません。

仕事ですから、指示する人の言う通りやらなければいけないのですが、指示系統がバラバラで困っています。私に指示する人は、現場にいないその上の人に指示されています。それでも、混乱しながらもスムーズに回るように頑張っています。

それにしても無駄が多い。「なぜそこで?」「なぜ今?」ということばかりです。
不要と思える場面での待機、チェック、異常に長い無駄な導線。。。何度も不満を言われ、なぜか私が「どうなっているんだ!」と叱られました。「私に言われても。。。」と思います。だからと言って勝手に変更できないので困っています。

輝く笑顔を見てしまった!

JOCや実行委員会のスタッフを見かけることも多くあります。
何年もかけて準備してきた中、世間の批判が聞こえなかった訳ではないであろう。
延期になった時の絶望感。コロナ患者が増える中で、先の見えない日々。
次々と起こるトラブルを乗り越えて準備をしなければならなかった大変さ。
立場は違えど、仕事をしていくうえでの不安やジレンマは皆同じではないでしょうか?
オリンピックのメダルのイラスト

ある時、VIPを出迎えるためにやってきたスタッフ達の、素敵な笑顔を見てしまったのです。
あの輝く笑顔を見た時に、私のケチな批判はこの人たちに向けるべきものではない、と考えました。

税金使って何を言っているんだ!という批判もあることでしょう。
でも、その批判はスタッフ一人一人を批判するものであってはならないと思います。

長い準備期間を経ていよいよ実を結ぶ彼らの晴れ舞台を、雑音を立てずに見守りたいと思うようになりました。

💬
主役はもちろんアスリートたちです。でも、その陰に翻弄されつつ必死に頑張る、多くのスタッフがいることに思いを馳せていただけたら、大変嬉しいです。

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