ラグビーのAll Blacks

ラグビーワールドカップが始まりました

オールブラックスのHAKA
フランスでラグビーのワールドカップが始まりましたね。フランスらしい開会式がステキでした。第一試合では、自国開催のアドバンテージもあり、いきなりフランス代表がニュージーランド代表「オールブラックス」を破りました。

かつては無敵の強さで永らく世界ランキング1位を誇っていたオールブラックスですが、現在の世界ランキングは4位のようです。調べてみるとフランス代表の世界ランキングが現在3位ですから、ビックリすることではないようですね。ちなみに日本の世界ランキングは14位です。

ニュージーランドでの束の間の休暇

私はビザが要らない3ヶ月という短期間だけ、プライベートでニュージーランド(以下NZ)に滞在したことがあります。ゆっくり滞在し現地の生活を満喫し、普段日本人の団体ツアーでは行かない観光地に行ってみたりもしました。当時のことについてはニュージーランドで裸足族になってみたニュージーランドで見たかった景色とは?などの投稿をご覧下さい。

その時住んでいたシェアハウスは、NZで一番大きな町・オークランドのパーネルという地区でした。写真のようなおしゃれな店や路地があり、観光バスも時折立ち寄る地区です。日本で言えば、青山や表参道のイメージではないでしょうか?

パーネル地区
徒歩圏にマウントイーデンというオークランドのランドマークにもなっている山もありますし、ドメインという大きな公園があります。ドメインでは夏(2月、3月)には無料のコンサートやイベントが頻繁に開かれ、滞在中は何度もその恩恵にあずかることができました。また、少し先のエリアにはNZ代表チーム「ALL BLACKS」の本拠地「イーデンパーク」があります。

NZにツアー添乗で行っている間は、特にラグビーに興味は湧きませんでしたが、さすがに短期でも住んでみると、この国のラグビーへの熱が伝わってきました。書店に行って観察してみると、スポーツ関係の雑誌の7割はラグビーでした。あとの2割がクリケット、あとの1割がサッカー他と言った印象です。

テレビでのスポーツ中継も、ラグビーとクリケットばかりでした。さすがに私でも、ラグビーに興味が湧くようになりました。「にわか」ですので、ミーハー以外の何物でもありませんが、見るようになったことは確かです。

羽田空港で

前回のラグビーのワールドカップが2019年に日本で開かれたことは記憶に新しいですね。せっかくなので日本でオールブラックスの試合を見たかったのですが、チケットが5万円位していたので、断念しました。

そんな気持ちを抱えつつ、ツアー添乗の仕事で羽田空港に行った時のことでした。受付をしていると、周りに妙にガタイの良い一団がいました。時期的にラグビーの選手だろうとは思いましたので、一応オールブラックスのスケジュールを確認してみると、翌日から大分での予定が入っているようでした。
オールブラックスの選手たち

添乗の仕事で行きましたので、大分行きのゲートには行けないとがっかりしていました。ところが、私が搭乗する予定のゲートがセキュリティチェックを通った目の前だったせいか、選手たちが「とりあえず」という感じでそこに座っていたのです。

アップした写真よりはもっと行儀よく座っていました。胸にはやはりオールブラックスのシダのエンブレムがありました。周囲の人はまだ気づいていないのか無関心に見えました。

私は思い切って「一緒に写真を撮っていただけませんか?」と声をかけました。どの選手が有名なのか?咄嗟にはわかりませんでしたが、とにかく数人の選手と4枚ほど写真を撮らせていただきました。周りの人が私の行動で、彼らに気付いてしまい、あっという間にその空間は写真撮影大会となってしまいました。

オールブラックスのエンブレム
写真を撮りつつも、私は彼らの本拠地の近くのパーネルに住んだことがあることを伝えました。数人の選手が興味を持って具体的にどこに住んでいたのか質問してくれました。私が住んでいた家の向かいにある有名レストランの名前を言うと、「その店はもう別の店になったよ」と教えてくれました。こんなところで新しい情報を得るなんて、びっくりでした。

そうこうしているうちに、私のフライトの搭乗時間になってしまいました。束の間でしたが、オールブラックスの選手たちと写真を撮り、話ができたことは私にとって一生の思い出になりました。

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