前回、ニュージーランド(以後NZと略)に滞在し、
裸足で歩くことに挑戦したことをご紹介しました。
世界各地を添乗で回っていても、大好きになる国や、そこそこの国に分かれてしまうのはご理解いただけると思います。
NZが好きになったきっかけ
NZが特に好きな理由は、自然が豊かで変化に富み、人口的にも面積的にも、大きすぎない国だからかもしれません。フィーリングが合うと言うと漠然としすぎますが、好き嫌いはそんなものかもしれません。
ひとつだけはっきりしていることは、ある映画の影響があるということです。
邦題は「ピアノ・レッスン」(原題「The Piano」)
です。監督はジェーン・カンピオンというNZの女性で、1993年に公開されました。
カンヌでのパルム・ドールをはじめとし、米アカデミー、英アカデミー、ゴールデングローブなどの各賞を受賞しています。
また、映画の全編に流れるマイケル・ナイマンの映画音楽が素晴らしいのです。フィギュア・スケートの音楽にも時折採用されていますので、耳なじみがある方も多いと思います。
舞台は19世紀のニュージーランド。移民した男性の元に、写真見合いでスコットランドから嫁いできた言葉を話せなエイダ。大切なピアノを、重すぎるという理由で運んでくれなかった夫に心を閉ざしてしまいます。そのため、時折浜辺に行ってはピアノを弾いていたのですが。。。
ピアノの音色を言葉代わりにする女性と、原住民マオリ族に同化した一人の男性との激しい愛を描いた恋愛映画です。あとは実際に見てみてくださいね。
映画のロケ地に行きたくて
カレカレビーチ。映画の中で、ピアノが置き去りにされた海岸です。
上の写真のように、海岸にグランドピアノが置かれている風景はかなりのインパクトです。
ここにピアノが置き去りにされてたことから、大きく物語が動き出します。映画を見ると、開拓当初の厳しい状況も描かれていますので、一概に主人公の夫が悪い人というわけではないのです。
何度もツアーの添乗で訪れたNZですが、観光地は決まった所が多く、カレカレビーチに行くことはできそうにありませんでした。
この時NZに長期滞在をしようと考えたのは、大好きな国NZで大好きな映画のロケ地を見てみたいという、ごく単純な理由からです。
カレカレビーチへは、現地の日帰りツアーで行きました。自分の思い入れが深かったので、滞在時間が短く感じましたが、行けたことには大満足でした。
お気軽すぎる理由には理由があった
それだけのために行ったのですか?と不思議に思う方がいらっしゃるかもしれませんね。
マイレージポイントがあるから気軽なのです。普通に添乗の仕事をしていれば、航空会社のマイレージ・ポイントが貯まっていきます。つまり、飛行機代はタダ同然なのです。
ポイント特典で両親を連れてビジネスクラスでヨーロッパやハワイに行ったことがあります。大好きな「オペラ座の怪人」を見るだけのために、ロンドンやニューヨークにビジネスクラスで出かけたこともありました。
ポイントが貯まると、ゴールド会員、プラチナ会員とステータスが上がり、更にポイントが貯めやすくなるのです。
現在はポイントを使いたくても海外に行けないため、ポイントの代わりにフラストレーションが溜まっています。
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