どこのドイツだ?

ワールドカップとスタジアム

東京オリンピックの思い出

サッカーのワールドカップが終わりました。私はサッカーの細かいルールは解りませんし、大きな国際大会の日本代表の試合しか見ませんので、「詳しくない」と言って良いでしょう。

それでも日本代表がドイツを破って勝ち点をあげた時は、大変嬉しかったものです。単純に日本が勝ったことも嬉しかった要因ですが、私にはもうひとつ別に嬉しさの原因がありました。

昨年の東京オリンピック開催時、コロナ禍でツアーがなかったため、私は羽田空港で選手たちの誘導の仕事をしていました。この時の経験は別の投稿「オリンピック関連の仕事で見てしまいました」や、「オリンピック・パラリンピックの仕事に携わってみて」をお読みいただければと思います。

ある日、ルフトハンザ機で到着したドイツの代表選手を担当しました。たいていの選手は国の代表として明るく、礼儀正しいふるまいができていましたが、ドイツのサッカー選手たちには、大変がっかりさせられました。

おふざけにも程がある

詳しくないので、どの選手が有名なのか?スター選手なのか?は全く分からずの誘導でした。オリンピックの時と、ワールドカップの選手がまったく同じではないこともわかっています。でも、「国の代表」であることは同じですよね。

空港内の移動中にサッカー選手がしたことに、私は大変驚きました。動く歩道で何人もの選手たちが、ジャンプを始めました。サッカー選手といえどもドイツ人です。立派な体格の人ばかりです。

空港の動く歩道
ドイツの空港にも動く歩道はあります。珍しくもないでしょう。そこをバンバンとジャンプしながら、子供のようにはしゃいでいます。
私もそこで注意すればよかったのですが、まさかあんなことになるなんて思いませんでした。。。壊れました。こんなことをするのはどこのドイツだ?と心の中で思いました。

そのエリアはオリンピック関係者(選手やコーチ)と報道関係者しか入れない場所だったので、大きな影響はなかったのですが、壊れるほどジャンプするなんて。。。それから翌日まで、その動く歩道は使用できなくなりました。メンテナンスの人がきて、再度使用できるようになったのは翌日のことでした。

国の代表として来ていることがわかっていないのか?若いから仕方がないのか?悪ふざけで施設を壊すなんて。ドイツ人はもっと誇り高い民族だと思っていたのでがっかりしました。
精神論だけでは語れないスポーツの世界ですが、ドイツ代表に勝利した日本代表を誇らしく思うと共に、「あんなチームだから」とかすかに思ってしまいました。

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