團十郎襲名、やっとですね

 

團十郎襲名披露公演のチラシ

やっとですね

歌舞伎座に9月公演のチケットを引き替えに行きました。仁左衛門様の一力茶屋が上演されます。公演情報の中に、市川團十郎白猿襲名披露狂言のチラシを見つけました。

明らかに上質な紙を使い、高級感を醸し出しています。演目をチェック!
カンカン(新之助)の外郎売は以前に見たことがあるので、やはり口上と助六を上演する夜の部を見たいですね。

カンカンについては以前の投稿「名優・堀越勘玄」もご覧ください。

團十郎の襲名といえば助六

12代團十郎の助六
「助六由縁江戸桜」のあらすじは割愛します。
助六といえば「股くぐれ」です。
髭の意休、揚巻の配役も気になりますが、誰が股くぐりをするのか?今から楽しみです。

18代勘三郎(私にとっての勘九郎ちゃん)が通人里暁役として12代團十郎の股くぐりをした時の舞台は、名場面として語り継がれています。勘九郎ちゃんの團十郎いじりが爆笑を誘っていました。

12代團十郎の襲名は1985年。当時から孝夫(現・仁左衛門)命だった私は、團十郎さんの声も顔も好きではなかったので、友人に襲名披露公演に誘われてもあまり気が進みませんでした。それでも「團十郎襲名」という歌舞伎界の大イベントは一生に何度もあることではないので、観に行きました。当時、誰が股くぐりをしたのか?記憶がありませんが、今回はいったい誰がするのでしょう?

色々もめている(?)ようで、配役発表がまだありません。近々発表があるものと思いますが、注目ですね。配役によって、11月、12月どちらを見に行こうか?両月とも観に行こうか、迷うほどの配役でありますように。。。

大向こうのイメージイラスト
大向こう復活を

現在の歌舞伎座は座席を花道の両側1~2列を除いてほぼ100%利用に戻しています。それでも感染症対策として、館内での食事を禁止し、会話に控えめにという注意がされています。

今後の感染状況にもよりますが、ぜひこの機会に大向こうを復活させていただけないものでしょうか?

襲名披露を華やかに盛り上げるのに大向こうは必要不可欠な要素です。大向こうがなくなってから2年以上。淋しくてなりません。
以前投稿した「大向こうのいない世界に」もご覧ください。

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