日本人の質問⑦海外通貨の両替~どこで~

両替のイラスト
海外旅行に行く時に気になるのは、どこでいくら位両替したらよいか?ということではないでしょうか。

海外ツアー出発前にはお客様にごあいさつの電話をさせていただきます。旅慣れている方でも質問が多く出るのが両替についてです。
いくら位両替したらよいのかについては、次回の投稿とし、今回は両替する場所によっての差についてお知らせさせていただきます。

どこで?

まずは両替できる場による差を紹介します。

お近くの外貨取扱銀行にて。。。出発当日、空港でバタバタしたくない方にはお勧めです。扱っている通貨の種類が限られています。大きな差ではありませんが、空港支店の方がレートが良い場合が多いです。少額紙幣を多くしてほしいなどの要望が難しい場合があります。わざわざ時間を作って行くということ、空港などの両替所より待ち時間がかかります。

日本の空港の両替所にて。。。かなりの種類の通貨を扱っており、主要通貨なら在庫も多く、リクエストすると小額紙幣を多めにしてくれます。専門窓口なので、スピードも速いです。空港内でも場所や窓口によりレートが数十銭単位で差があります。成田空港内で通常一番レートが良いのは、JRや京成の改札のある地下1階の両替所、出国後の両替所は少しレートが悪くなります。
両替所の写真

現地空港での両替所にて。。。主要通貨でない場合、現地で両替した方がレートは良いことが多いです。注意したいのは、よく見るとレート表の下に「Commission 〇〇%」と小さい字で書いてあったりします。いくつか両替所が並んでいた場合、レートと手数料をすべて比べて、お得なカウンターを自分で判断しなければなりません。

国によっては、紙幣の数字が判断できないほど古く、擦り切れて穴が開いているものを渡されることがあります。その紙幣が結局、店で断られて受け取ってもらえないことがありました。

また、日本人は金額を確認もせずにその場を離れる人が多かったり、文句を言えないせいか、金額をごまかす窓口係がよくいます。某先進国で、お客様のほとんどが1人当たり500円位の現地通貨を抜かれていたことがありました。20人なら1万円分ですね。レシートがあったので、抗議して全員分を取り返し、空港警察に報告しました。そんなことをする人が悪いことは当然ですが、気付かないで行ってしまう人が多いことも、ごまかし始めた要因のひとつでしょう。

現地のATM。。。レートのみで、引き出し手数料が0%の場合もあり、お得に感じます。
実際にこの方法にこだわって日本で両替しなかったお客様がありました。ところが、ホテルのロビーも観光地も、ATMが全部故障中で使えませんでした。団体ツアーの場合、その方のひとりのために銀行に寄る時間を作ることが難しかったので、かなり不自由されていました。日本では考えられないようなリスクがあることも考慮に入れて判断した方が良さそうです。
カードで支払える有料トイレのイメージ
有料トイレのイメージ

すべての支払いをクレジットカードで。。。両替場所のご紹介ではありませんが、この方法もひとつです。実際に私が1円も両替せずにツアー添乗で行った国が、アイスランドです。
枕銭については、以前の投稿を参考にしていただければと思いますが、アイスランドにはチップの習慣はない、というご案内になります。
食事の際のドリンク代、土産物店での買い物はもちろん、驚いたのは、観光地の有料のトイレでさえ、コインでもクレジットカードでも料金を支払えるようになっています。
団体客のドリンク精算も、カードリーダーで一人ずつに対応してくれました。
クレジットカードが使えない場所は見当たらず、両替の必要も不安も全くありませんでした。

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今回は両替する場所による違いをご紹介しました。
すでに1年半以上海外に行けていませんので、事情が変化したところもありそうですが、参考になればと思います。
次回は、金額の目安や再両替についてご紹介します。

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