「桜姫東文章・下の巻」仁左衛門の「すね」に酔いしれる~♪

桜姫東文章のクリアファイル
 生きてて良かった!

桜姫東文章・下の巻を観てきました。4列目💗
幸せでした!
36年ぶりの孝玉コンビによる桜姫の復活。二度と見ることがないような気がしていた仁左玉コンビの桜姫。

今まで特に命の危険にさらされたことはないのですが(笑)、なぜか「生きてて良かったぁ」そして、「思い残すことはもうない」と感じました。
同じ時代に生きる日本人であることを感謝するのみ。

4月の桜姫・上の巻の発表の日に嬉しくてさめざめ泣いた日から毎日が夢のようでした。
チケットが取れて嬉しくて。歌舞伎座で観て嬉しくて。

4月は12日と26日のチケットを買いました。12日は観ることができましたが、26日の分は緊急事態宣言再発出のため中止になり悔し泣き。
歌舞伎座の売店

6月も2回観る予定ですが、まずは第一回目に行ってきました。

地下の木挽町広場には「桜姫」グッズの特設コーナーが設けられ、明らかに高額に設定された商品が販売されていました。4月にはこのようなコーナーはなかったように記憶しています。
高い💢と思いつつ、やっぱり買ってしまったクリアファイル(一番上の写真)は1000円なり💦これに挟めるほどの書類はないので、永久保存版決定!です。

自分が興奮しているせいか、いつにも増して歌舞伎座が華やかに見えました。
あらすじや専門的な解説は、本職の方、詳しい方にお任せします。
この先は単なるミーハーの感想ですので、悪しからず。

仁左衛門様                 

高僧・清玄が死にかけつつもなお、桜姫(白菊丸)への執念に突き動かされる修羅場から、
悪の権化のような釣鐘権助への転換が鮮やかです。
墓穴を掘る場面では、私の目の前に仁左衛門の美しい「すね」が。。しばらく拝めました。
以前仁左衛門の横顔が美しいと書きましたが、着物の裾をめくって現れるすねの美しさも日本一ではないでしょうか?
すねに見とれつつも、墓を掘る姿をしばらく見ていました。鍬を入れる角度を変え、徐々に深く掘っていく。さすが仁左様。細かいところまで気を配っていますね。
憎からずいるのに、平気で桜姫を女郎屋に売り、帰ってくれば可愛がる。
清玄と同じ焼けただれた顔になりますが、それさえも権助の色気を増す小道具に思えてしまいます。
仁左衛門愛が止まらないので、冷静に文章が書けていません。

歌舞伎座
玉三郎様

彼の年齢は以前にも書きましたが、関係ありませんね。舞台に姿を現したその瞬間から17歳の桜姫そのもの。
お姫様言葉と女郎言葉のちゃんぽんがこの役の面白さですが、しっかりと声質(発声?)まで変えて姫と女郎を演じていました。感動しきりです。

孝太郎様
孝太郎の「葛飾のお十」役も良かったです。最近ますます味が出て、素敵な役者さんです。孝太郎が出ていると安心感がありますね。

幸せな時間

時間はあっという間に過ぎてしまいました。
撮影隊が入っていたので、NHKで放送するのか?DVDになるのか?シネマ歌舞伎になるのか?いずれにしても楽しみですね。
今月、もう一回観に行きます。瞳孔がハート形になりそうです。

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