フライト中の楽しみ
海外添乗をしていると、機内で日本ではまだ公開されていない最新の映画も視ることができるので、映画館に聞く習慣がなくなってしまいます。また、友人に「あの映画は面白くなかった」などと情報を流したりもしています。
今回往路に見たのは「グランド・ブダペスト・ホテル」という映画。公開された2014年当時、世界中の数々の映画賞に輝いた作品です。ずっと気になっていましたが、評判通りの佳作で楽しんで視ることができました。
「フェデラー~最後の12日間」
復路に視たのは「フェデラー~最後の12日間」でした。プロテニス選手として知らない人はいない、スイスのプロテニス選手ロジャー・フェデラー。グランドスラム優勝20回、そのうちウインブルドンでは8回優勝、2003年から5連続で優勝しています。数え上げればキリがないほどの素晴らしい成績です。
そのフェデラーが2022年に引退することになり、その最後の12日間を追ったホームビデオ映像がありました。公開される予定はなかったようですが、それを100分に編集したものをアマゾンプライムビデオで見ることができます。今回私は機内エンターテイメントで視ましたが、一般の映画館での公開は情報がなく不明です。
引退発表の映像から、引退試合となるイベントまでを追っています。家族とのプライベートや、ツアーで世界中を回る中で生まれたライバルたちとの友情も描かれています。フェデラーのためにレジェンドプレイヤーたちも集まってくれました。
すっかり年老いたマッケンローが出てきた時には、やっぱり暴れるのではないかと少々期待してしまいました。懐かしいビヨルン・ボルグの優しい笑顔も見ることができました。
私がテニスをしたのは体育の授業のみですが、試合を見るのは大好きです。プライベートのロンドン旅行ではウィンブルドンにも時間を作って出かけました。その時の体験は、行き先は「WimbledonTennis」①②という投稿でご紹介しています。楽しく貴重な思い出として残っています。
「フェデラー~最後の12日間」で最も感動したのは、一番のライバルであったラファエル・ナダルとの友情です。引退試合では、フェデラーとナダルがダブルスを組み、引退に花を添えました。試合後のセレモニーでのナダルは、フェデラー本人より涙を流し、ライバルの現役引退を惜しんでいました。
その涙を見た時に、ここ数年で一番の涙が出てしまいました。飛行機の機内エンターテイメントですから、隣に乗客がいる場合が多いのですが、今回は1人で3席を使えていたので、気にせず思いっきり泣けました。
ダイジェスト版がYou-Tube等でも見られるので、ぜひ見てみて下さい。この投稿を書くためにダイジェスト版を見てみましたが、私にとってはまたまた涙と感動の嵐でした。
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