トラベルトラブル⑦ホテルの廊下で大声は✖

自分たちでは気付かないこと

ホテルの廊下のイラスト
先日、夕食前の時間にホテルの部屋にいたら、なんとも騒がしい話声が聞こえてきました。最近は外国人という場合も多いのですが、この日は日本語の話し声が続きました。チェックインして部屋に入るまでの短い時間ならよくあることですが、この日は10分経っても話し声が止みませんでした。

あまりにも大声なので、ドアを開けて廊下を見てみましたが、誰もいませんでした。しかしよく見ると、近くの部屋のドアが開いていました。どうやらその部屋の方が声の主でした。すると、向かい側の部屋からも声が聞こえてきました。

そうです。お仲間同士が向かい合わせの部屋なので、それぞれの部屋に居ながら、ドアを開けて廊下ごしに聞こえるように話をしているので大声なのです。この場合、どちらかの部屋でドアを閉めて話をしてほしいのですが、ご本人たちは知らないのです。廊下って意外にも声が響き渡るということを。廊下は音響効果が良いらしく、小さな声でも、ドアのすき間から色々な声が聞こえてくるのです。逆の立場になればすぐに気付くと思いますが、楽しい旅行の最中ですから、そこまで気が回らないのでしょう。

直接言えない辛さ

話をする男女のイラスト
こんな時、すぐに「静かにして下さ~い」と言えたら良いのですが、これが意外に難しいのです。後から「注意してきたのは○○会社の添乗員だった」「○○会社の添乗員に怒られた」ということになりかねないからです。

同じホテル内でお客様と話しているところを見られれば、添乗員だということはすぐにわかります。「注意された」ならまだしも、言われた方からしたら「怒られた」になりかねないのです。

この方たちも、いつかはお客様になるかもしれません。会社としての印象が悪くなっては大変ですし、最悪の場合、旅行会社にクレームをしてくる人までいるのです。

以前、新幹線での大声を注意したら、翌日、その方たちから会社にクレームが入ったことがありました。自分たちのマナーは棚に上げて、「生意気な添乗員に注意された。けしからん。」と連絡が来たそうです。私は、かなり丁寧に「お願い」をしましたが、言われた方の取り方は判りませんね。

そろそろ、わかってほしい

以前の投稿「お静かに!」でも書いた通り、旅行で楽しいのは良いのですが、家とは違う公共の場所だということや、ホテルの廊下は意外に音が大きく聞こえるということをそろそろ理解してほしいのです。そして、注意されたら素直に謝って、相手を恨むのをやめてほしいのです。

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