トラベルトラブル⑥お静かに!

春休みのホテルでは

廊下を走る子供のイラスト
ホテルに宿泊していたら、子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきました。春休み中だったこともあり、英語塾の課外授業で宿泊していたようです。

「バタバタ、ドンドン、キャッキャッ」廊下を走る音と、お互いの部屋のドアをノックする音や話し声、笑い声が絶え間なく聞こえてきます。あまりにひどいので廊下に顔を出し「静かにしてね~」と、注意しました。

その後5分位は静かになるのですが、またバタバタが始まりました。何度も注意するのですが、その都度違う子なので、キリがありません。フロントに電話をし、引率の先生につないでもらい、「英語の前に人に迷惑をかけないということえを教えて下さい」とお願いしました。
私だけなら良いのですが、私の年配者のお客様にも影響があると思ったからです。

こんな時、私たち添乗員がどんなに頑張っても、ツアーの印象が「ホテルで子供たちがうるさかった」で終わりかねないのです。自分で注意するとか、フロントに連絡するという発想にはならないい方がほとんどです。何もせずに散々ガマンして、ツアーの印象がここに集約されてしまうのです。

騒音に困っている人のイラスト
イタリアでも注意しました

以前イタリアに行った時も、高校生の団体と同じフロアになってしまいました。とにかくうるさい。さすがに廊下を走ってはいませんでしたが、大きな声で話す声、笑う声が夜遅くまで続きました。

22時になってから、ドアを開けてイタリア語で「静かにして下さい」を意味する「Silenzio, per favore」(シィレンツィオ、ペルファヴォーレ)と、声をかけました。すると、外国人から声をかけられてびっくりしたのか、「オ、ソーリー」と英語で返事がありました。

耳を塞ぐ人のイラスト
でも、3分後にはまた別のグループの大騒ぎが聞こえてきます。20分くらい我慢してから、もう一度ドアを開けて、再度イタリア語で「静かにしてね」と声をかけました。また数分は静かになるのですが、またまたうるさくなるのに時間はかかりませんでした。

一番効果的な方法とは

こんな時、一番効果的な方法を私は知っています。この時もそれを実行して成功しました。
「うるさ~~~~い!」と日本語で注意したのです。
きっと外国人が何かわからない言葉で叫んだのでびっくりしたのでしょう。パッと静かになりました。驚くほど効果的でした。

機会があれば実験してみて下さい。そんな機会がないことが一番ですが。。。

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