海外タクシー③ロンドン観光は不要です

数少ない海外でのタクシー体験ですが、そのたびに面白い経験をしたので、シリーズでご紹介してみたいと思います。第3回はロンドンです。

初めてのロンドンで

ロンドンのバス
初めてのロンドン-パリ8日間ツアーの添乗の時のことです。私にとっても初めてのロンドンでした。ガイド付きでの市内観光も1日しましたが、次の日は終日フリータイムでした。この時の話はすでに日本人の質問⑲一番のカルチャーショックは?の投稿がありますので、合わせてお読みください。

完全にノープランのお客様と1日観光することになりました。とりあえずナショナル・ギャラリーに行くことにしました。ホテルからはバスを利用し行くことができますが、途中乗り換えの必要がありました。

初めてとはいえ、年配のお客様を連れて迷うわけにいきませんので、下見に行くことにしました。当日の朝、朝食抜きでホテルを出発し、バスを使ってトラファルガー広場の前のナショナル・ギャラリーを確認しました。そこから、賑やかなピカデリーサーカスやリージェントストリートへは徒歩圏内ですから、そこまで行けば後は心配ありません。

ロンドンのタクシー
タクシーを拾いました

さて、確認が終わったらお客様との約束の時間までにホテルに帰らなければなりません。せっかくだからと思い、ロンドンのタクシーを経験してみることにしました。

乗ってみると広い車内にゆったりとした座席で快適でした。ロンドンのタクシーは安全という言葉通り、運転手さんもベテランで親切そうでした。色々質問してきたので日本から来たことなどを話しましたが、後ろのシートだと話がしずらいので、運転席の真後ろの折りたたみ席に来るように言われました。3枚目の写真の右側の席です。

ロンドンのタクシーの内部
質問されるままに色々と話をしましたが、気がつくとバッキンガム宮殿に続くTHE MALL(ザ・マル)と呼ばれる道を走っていました。ここは前日も観光バスで走った場所です。

私は、なぜここを走っているのか聞いてみました。すると、「ここがバッキンガム宮殿だよ」と教えてくれました。私が初めてのロンドンだと言ったので、親切で回ってくれていることはわかりましたが、「ありがとう、でもホテルに急いで帰りたいの」と言うと、「お、そうだったのか。ソーリー」と笑って言っていました。

大した遠回りでもなく、楽しい時間だったので良い思い出になっています。やはり皆さん親切だな~と実感したロンドンのタクシ―体験でした。

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