あの人に「喝！」

車内で携帯電話で話していた人

ツアー添乗で新幹線のグリーン車に頻繁に乗りますので、いわゆる有名人によく遭遇します。

以前にも、旅行界のレジェンド・兼高かおるさん(2019年没）に出会ったことを「兼高かおるさんのしなやかな威厳」という投稿で紹介しました。

ある時、新幹線の席に座っていた時に、後ろの席の人の話し声が聞こえてきました。最初はあまり気にしていなかったのですが、トイレに行くために立ち上がった時、そこには1人しかいないということと、その人が声を抑えてはいても、携帯電話で話していたことがわかりました。

その席は車両の最後尾であり、近くの席には私以外にあまり乗客が乗っていなかったせいか「まあ、いいかな」程度の認識だったのかもしれません。

あの人と遭遇

最初は「自分だけはいいだろう」と自分には甘い年配男性にありがちな行動と思いましたし、わざわざ注意するほどの大声でもありませんでした。

でも、その人の顔を見たとたん私は思わず「喝！！！」と言いそうになりました。

そうです。少し前まで毎週日曜日になると、ある番組で「あっぱれ」「喝！」と叫んでいた「あの人」だったからです。

その世界での活躍、実績は誰もが認めるレジェンドです。あまり詳しくない私でも、すぐにわかるくらいの有名人です。あの年齢なのに、かなりの体格ですから間違えようがありません。

私がトイレから戻った時に電話は終わっていましたので「喝！！！」を言うことはやめました。有名人、しかも人にあれこれ言う人立場なのですから、小さなことでも自分を律してほしいものです。

その後、テレビで見るたび、その人に向かって「喝！！！」」と言いたくなってしまいます。