11月・市川團十郎白猿襲名披露公演

11月千秋楽 

歌舞伎座
13代市川團十郎白猿襲名披露公演に行ってきました。28日は千穐楽でした。

12代團十郎の襲名が1985年でしたので、その時の華やかさを懐かしく思い出しました。当時はコロナもなかったですし、3ヶ月という長い間の公演でした。

12代はあまり好きではなかったのですが、お祭りだからと勧進帳と助六を見たことを覚えています。

今回も夜の部で「助六由縁江戸桜」がメインです。襲名披露公演、千穐楽と重なったせいか、通常よりも観客のおしゃれ度がぐっと上がっているように感じました。着物率がいつもの公演より高かったですね。

助六由縁江戸桜

歌舞伎座の緞帳
口上では、短いながらもハキハキとご挨拶する8代目を襲名した市川新之助(名優・堀越勘玄の投稿もお読みください)君。助六では、福山かつぎ役のセリフが今一つ聞き取りずらかったのが残念でした。

麻央さんに見守られながら迎えた初お目見えから、あっという間に大きくなりました。私もこの時から見ているので、時の流れの速さに毎回ビックリしています。

助六では、襲名披露公演ならではの華やかな配役を楽しみました。

歌舞伎座の緞帳
揚巻は菊之助、玉三郎が白玉という贅沢さです12月はこの2役が逆になります。こちらも観に行く予定です。久しぶりの玉三郎の揚巻が楽しみです。

松緑さんの意休は意外にも初役。くわんべら門兵衛は仁左衛門。これも勿体ないくらいの役者ですが、お祭りですから仕方がないのでしょう。雁治郎さんの通人里暁もユーモアたっぷりでした。

写真のように、緞帳も特別なものがあり、お祭りを盛り上げていました。
来月はすっかり人気者になった彌十郎さんの意休、左團次さんのくわんべら門兵衛を楽しみにしています。

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