とにかく長~いのです
マドリード、ラ・マンチャ地方、コルドバ、セビリヤ、ミハス、グラナダ、バレンシア、そしてバルセロナ。一般的なツアーではこのような街を8日間(6泊)ツアーで回ります。ずっとバス移動だと、とにかく乗っている時間が長いのです。
以前スペインで列車移動した時に、大先輩に助けていただいた話を投稿しました。詳しくは「先輩のバトンを受け取って」をご覧ください。
その時のツアーは私にとって初めてのスペインでした。後に判ったことは、途中に列車移動があるのは贅沢なツアーだということです。1度だけグラナダからバルセロナに国内線の飛行機に乗ったことがありました。本当にラクちんでした。
特に長いのは、グラナダからバレンシアの5時間、そこから更にバルセロナまで4時間。これを1日で移動することが稀なことではないのです。延々とオリーブ畑を見ながら、、、が冗談ではないのです。
言いたくなる気持ちもわかります
男性のお客様2人組が、「なんでこんなに移動が長いんだ!どうにかならないのか?」と大きな声で騒ぎだしました。お疲れでイライラすることは理解できますが、私に移動の長さを短くできるわけがありません。
私は、「疲れますよね。申し訳ありません。今日は特に移動が長いので、バスの中で休む日だと思っていただけますか?」と言うしかありませんでした。
救いの手が
女性のお客様が次のように言ってくださいました。「スペインのツアーのコースはこれだけじゃなかったでしょ?どうしてこのコースを選んだの?安いからでしょ?私もそうよ。列車や飛行機で移動するツアーだってあったでしょ?高いツアーを選ばなかったのに、ここで添乗員に文句を言っても始まらないでしょ」と。
すると、他のお客様も「そうだよ。添乗員に文句を言うのは違うよね」と、言い始めました。文句を言っていた男性2人はぐうの音も出ません。
「わかったよ!悪かったなぁ。ゴメンよ」と素直なお2人でした。
こんな様子になぜか皆様が笑い出し、バス内が一気に和やかになりました。一歩間違えば、沈鬱な空気になったかもしれないのに、思い切って助け舟を出してくださった女性客の方に感謝しました。
結果オーライですが、楽しかった思い出になっています。ありがとうございました。
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