いちばん美味しいバームクーヘン

十勝の柳月 

柳月「三方六」
私は添乗先であまりお土産を買いません。以前長崎の五島うどんをご紹介しましたが、かなりの例外です。

そんな私が、北海道に行くと必ず買うようになったものがあります。北海道になかなか行けない時は、有楽町の北海道のフラッグショップ「どさんこプラザ」に行って買うこともあります。

私が必ず買うのは、柳月という会社の白樺の薪を模したバームクーヘン「三方六」です。変わった名前ですが、薪の寸法を表しているそうです。北海道の開拓時代の薪の寸法は三方が六寸(約18㎝)だったことからついた名前で、歴史を感じさせます。

柳月は十勝産を中心に北海道の素材を活用した菓子を300種以上製造販売している会社です。北海道というと六花亭の方が有名かもしれませんが、柳月も頑張っています。
柳月を代表する製品が、バームクーヘンが薄いチョコレートでコーティングされている「三方六」です。軽いの甘さのバームクーヘン部分とパリっとした表面のチョコレートの食感が何とも言えない美味しさです。

元々バームクーヘンは大好きなのですが、今まで食べた中で一番美味しいと思ったのが三方六です。

柳月「三方六の小割」
海外添乗でドイツに行った時にも本場のバームクーヘンを色々と食べてみました。ところが、いくら本場の味でも、パッサパサで美味しいと思えるものに出会えませんでした。本場としてのリスペクトはしつつ、味はやはり日本のものが一番という結論になりました。中でも「今のところ」一番なのが三方六です。

三方六の小割の「気配り」

三方六のバームクーヘンを小分けにして持ちやすく、食べやすくしているのが「三方六の小割」です。

味はオリジナルの大きなバームクーヘンと同じですが、小割を食べる時、食べる立場に立ったメーカーの気配りに驚かされます。
柳月「三方六の小割」

個包装を開けて取り出すと、薄いプラスティックの容器の底が指で押すと上がるように切れ込みが入っていることに気付きます。

おかげで直接指でバームクーヘンをつまんだり、持ち上げたるしなくても食べられるのです。

家で食べる時や、大人数で一気に食べる時は、オリジナルの大きさのバームクーヘンを切りながら食べればよいのです。しかし、お土産として1切れづつ配ったり、すぐにナイフが準備できない場所で食べる時に、この小割の気配りはとてもありがたいのです。

柳月「三方六の小割」の容器
この切れ込みについて、ネットで検索をしてみましたが気付いていない方が多いように感じました。画像や動画を投稿している方も、ほとんどが容器から外した状態の画像を使っています。

この工夫のおかげで手を汚さず食べられると投稿している人が、ほとんど見当たりませんでした。柳月のHPでもっとアピールした方が良いのでは?とさえ感じます。

他のメーカーでもこのような工夫はされているのでしょうか?

すぐに北海道に行く予定のない方も、北海道物産展などで見かけたらお試しください。

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