添乗中のおもしろかったこと、感動したこと、ビックリした話を時折友人たちにしていました。面白いからブログにも書いたら?と提案されました。そこで今後は「とんでもお客様」と「ステキなお客様」シリーズとして記事をアップしていこうと思います。
売店で見ていたものは
「これで勉強してね」の言葉を添えて渡されたものは、現地で泊った名門ホテルの歴史や建築に関する立派なガイドブックだったのです。
そういえば私がホテルのショップで立ち読みしている時に、そのご夫婦が店内に入ってきました。何を読んでいるのかと聞かれたので、本の内容を説明し、「ステキな本なんですよ」と私は照れかくしに答えました。日本円にすると3000円を超える値段でしたし、立派な本で重いので買うつもりは全くありませんでした。
それなのにいただいたプレゼントはまさにサプライズでした。しかも、成田空港で解散しますという時にいただいたのは、私の荷物が重くならないようにという気遣いが感じられました。その時は慌ててお礼を言う以外のことができませんでしたが、本当にお気持ちがありがたかったです。
またまた売店で見ていたものを
あるクラシックホテルの売店に、かわいい小物がたくさん並んでいました。デザインがステキなタオル地のハンカチが気になってみていた時にお客様が入ってきました。
その方が私の手元を見て、「かわいいわね」と声をかけてくれました。私も「そうですね」と言ったきり、そのハンカチについての話は終わりました。
ツアーの帰りの新幹線車内で、そのお客様が小さな包みをくださいました。開けてみると、昨日私が手に取って眺めていたタオルハンカチでした。「気に入っているみたいだったから、プレゼントよ」と優しく微笑んでいらっしゃいました。
星空と枝豆
ロンドンの枝豆という投稿でもご紹介しましたが、私は枝豆が大好きです。この時も、「私も後で枝豆を買いに行きます」と何気なくつぶやいていたようです。
コンビニに行くと、枝豆があったと思われる棚に枝豆はありませんでした。がっかりしていると、私のお客様が「枝豆キープしておいたよ」と言って私のカゴに枝豆を入れてくれました。
そうです、1つしか残っていなかった枝豆が売れてしまうといけないと、その方が私が来るまで取り置きしてくれていたのでした。「え~、いいんですか?」と驚く私に、「1日お疲れさま。明日もよろしくね」と笑顔を返してくれました。
思い出を励みに
いろいろなお客様がいて、叱られたり、トラブルに見舞われることもあり、辛く感じることもあります。
それでも今まで添乗員の仕事を続けることが
できたのは、温かいお気持ちのお客様にたくさん恵まれてきたからだと、今回この投稿を打ちながら改めて実感しました。
感謝、感謝、感謝です。
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