楽しみな機内食
以前の投稿「機内食を食べ終えたら」での投稿のとおり、私はここ数年は機内食が苦痛です。残念ながら美味しいと思えないのです。
でも、多くの方にとっては旅行中の楽しみのひとつがフライト中の機内食ですね。
ある時、中国のエアラインの機内食をサービスしているCAさんを見ていて、違和感を感じたことがありました。
機内食はノーチョイス?
中国ツアーからの帰りの機内でのことでした。
CAさんが機内食を配るのがたいへん早いのです。見ていると、何も聞かずに乗客のテーブルに機内食のトレイをバンバン置いているのです。
中国に行く時は、メインの料理が「ビーフ」または「フィッシュ」と選べたはずです。帰りはノーチョイスなの?と疑問に思い、ワゴンが私の横に来た時にCAさんに尋ねました。
するとそのCAさん、「チキン」と「フィッシュ」があります、と言いました。「でも、誰にも希望を聞いていないですよね?」と返すと、いたずらっ子のように「バレたか!」という表情で、「聞くのが大変だから」と答えたのです。
ミステリーは呆気なく解けました。
あ~、面倒くさ~い
私も面倒くさがり屋なので、気持ちはわかります。日本までのフライトは短時間だから、早く機内食を配りたいことも理解はできます。
日本のエアラインと比べてはいけないのかもしれませんが、それにしても、サービスの質以前の問題です。機内サービスの責任者に伝えようかと思いましたが、叱られること間違いないので、「ボスには言わないから、二度と同じことをしないでね」と釘をさして終わりにしました。
幸い、私のツアーのお客様は私の少し後ろの列から座っていましたので、CAさんの代わりに
2種類から選択できることを私がお伝えし、選んでいただくことができました。
言葉の問題があるならば、機内放送で①メインが2種類あること、➁ご希望に添えない場合があることをアナウンスすれば良いのです。
中国のエアラインの日本行き国際線では、必ずと言ってよいほど日本語が話せるCAさんが2~3人乗務しています。
日本発着以外で日本語を話す人がいない場合、添乗員がアナウンスを頼まれることもよくあります。お互いに助かるのですから、いくらでもお手伝いいたします。
大変だから、面倒だからという理由で、機内食をバンバン配って、早く仕事を終えたかったCAさんでした。でも、見る人が見ればわかるのです。
相手が素人だからとあなどって、自分の仕事の手を抜いたり怠けると結局はバレるものです。あのCAさんを反面教師として、時々思い出して自分の気を引き締めています。
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