こんなところにアンブレラスカイ

總持寺祖院の春

總持寺祖院のアンブレラスカイ
冬には総持寺祖院の「和傘X回廊」というイベントをご紹介しました。今回は春のアンブレラスカイにというイベントを見てきました。

「和傘X回廊」は10月から3月まで、今回のアンブレラスカイは4月から9月いっぱいまで見ることができます。

広い境内の總持寺祖院、たくさんの建物の中でも最も古い「白山蔵」には、白山妙理大権現が祀られています。写真では奥のほうにあるのですが、小さな建物で見えていません。

毎年10月2日には「白山祭」という祭りが行われ、神主の祝詞奏上の後に僧侶の読経が行われるという、明治以前の神仏習合の祭礼が今も続いています。

アンブレラスカイの色の意味

これらの傘の色は「六色仏旗」を表しています。仏陀がその力を働かせるとき、仏陀の体から青、黄、赤、白、樺(橙)、そして「輝き」の六色が放たれるという文献に由来するデザインです。

總持寺祖院のアンブレラスカイ
は仏陀の頭髪の色で「定根」をあらわす。
黄は仏陀の身体の色で「金剛」をあらわす。
赤は仏陀の血液の色で「精進」をあらわす。
白は仏陀の歯の色で「清浄」をあらわす。
樺(橙)は仏陀の袈裟の色で「忍辱」をあらわす。
残りの一色は「輝き」をあらわしています。

写真のように天気の良い日には地面にも傘の色が映り、春らしい華やかな気分になります。


拝観料やアクセスについては以前の投稿「和傘X回廊」をご覧ください。

💬団体ツアーではお寺の修行僧の方が寺内を案内してくれます。今回はドイツ人の修行僧が上手な日本語で案内してくれました。

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