大本山聰持寺祖院の『和傘×回廊』

開祖700年の歴史

総持寺祖院
能登半島の輪島から車で約30分の所に、曹洞宗大本山として歴史を刻んできた總持寺祖院があります。

明治31年の大火をきっかけに横浜鶴見に寺基が移されました。当時首都になった東京との地理的な関係も移転の要因になったようです。

大本山が鶴見に移ったことにより、一時は寺名が「別院」とされましたが、元々はこちらが総本山でした。おかしいのでは?という意見が集まり「祖院」という呼び名になりました。

平成19年、震度6強の能登半島地震により建物が傾くなどの甚大な被害を受けました。
総持寺祖院
文化財の建物自体を解体修復をするのはたいへん難しいため、曳家をして建物の位置をずらし、基礎工事をしたのち、その上に建物を戻すという方法がとられました。

前回行った時も、まだ回廊の修復中でしたから、工事の覆いのない總持寺祖院は記憶にないくらいでした。

コロナ禍でツアーの機会が少なかったため、久しぶりの總持寺祖院でした。

総持寺祖院
圧倒する本堂の大きな屋根、山門の威厳。昨年、開創700年に合わせてほぼ修復を終えました。威厳を保ちつつも、心なしかスッキリしたように見えました。

wagasairo和傘×回廊

11月~3月31日まで、和傘を使ったオブジェが建物内各所に置かれてあります。
現在の修行僧は3名。指導者と共に男性ばかりで考えたイベントだそうです。
春からはアンブレラスカイというイベントをしています。アンブレラスカイの投稿もぜひご覧ください。

総持寺祖院

拝観料  大人500円
拝観時間 8時~16時(夏期間は17時まで)
座禅体験 ¥1,000(拝観料+座禅30分)
拝宿料  2食付き ¥7,000(大人)
アクセス 能登空港から車で30分
     穴水駅から路線バスで20分
     金沢駅からのバスは輪島駅で乗り                     えて、2時間半位。


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普段は限定的な色になりがちの寺内に彩りを添えていて素敵でした。

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