人前で化粧をするのは娼婦って...

アムステルダムの飾り窓地区
アムステルダムの飾り窓

コロナになって良かったことのひとつは? 

コロナになって良かったこと?なんて不謹慎な!と怒らないで下さい。
私の大嫌いなことが、コロナのおかげでほとんど無くなったのですから。

私の嫌いなこととは、電車の中での化粧です。
マスクをしているせいか、電車の中で化粧している人がほとんどいなくなりました。

添乗員という仕事柄、黒っぽいジャケットを着ていることが多いのです。電車の席の隣で化粧をされると粉が飛んできて、ジャケットに着き、はらっても白っぽい汚れが残るので大変困ります。このため、隣の席の場合は事情を話してやめてもらっています。

マスカラや口紅も、電車が急停車などで大きく揺れた時には危険と説明しています。すると、たいていの場合中止してくれます。
それでもやめないときは、立つことになっても席を離れることにしています。
冬に電車で編み物をしている人にも同じように説明します。危ないですよね?

人前で化粧すると海外では娼婦に間違えられる?

こんな話を聞いたことはないでしょうか?本当でしょうか?
少なくとも、良いマナーではないですよね。レディーファーストの投稿でも触れましたが、
まわりが戸惑うような、不愉快になるようなことはやめた方がいいですね。

以前、海外ツアーにご参加いただいた50歳代の女性が、朝、ホテルのバイキング会場のテーブルで化粧をしているところを見ました。化粧直しではなく、下地から塗り始める化粧を始めたのです。娼婦がどうとかいう前に、ただただビックリしてしまいました。
周りで食事をしている人がいるのに、化粧品を広げている神経が理解できませんでした。
レストランにいる人達も、遠巻きに彼女を見ていて近づく人はいませんでした。

この時はやんわりとご注意して、やめていただきました。若い人がすることというイメージがあったのですが、それなりの大人でも平気な人がいることを知りました。

ハワイの娼婦

ハワイのショッピング通りで、すぐ近くを歩いている日本人女性が、「How much ?」と言われて絡まれているのが聞こえてきました。「え!何言ってるの?」と困っている様子。

仕方がないので、ウソが見え見えでも「私の友人で、そういう人ではない」と説明し、助け舟を出しました。「何を言っていたんですか?」と質問されましたので、説明しました。
彼女の服装は短いタンクトップとミニスカートでおへそが見えていたのです。化粧や髪形もかなり派手で目立っていました。彼女はリゾートの開放感を満喫していたのかもしれませんが、夜の街を歩く男性は勘違いしたのでしょう。


なぜって???一歩裏通りの街角に立っている「その筋」の女性とほとんど同じ格好でしたから。

人は見かけによることも?

人前で化粧をしたからといって、それが直接「娼婦だと思われる」ということはないようです。でも、娼婦が誘うように口紅を塗ったりするシーンは、映画などでよくでてきますね。典型的でわかりやすい描写ということなのでしょう。

普通に考えても、人前で化粧をしている人が常識のある品の良い人、という判断にはなりません。決して好感度の高いふるまいではないということですね。

人を見かけで判断してはいけない。確かにそう思います。
一方、どういう風に見られたいかで服装は決まってくるように思います。

中学まで全く目立たず、非常におとなしい感じだった同級生が、高校に入ったとたん茶髪に染めて制服を着崩し、新しくできた友人と大きな声で話しているのを見たことがあります。
「どうしちゃったの?」と思いましたが、高校進学を機に「積極的で明るい人」になるため、自分の殻を破ったのでしょう。

ハワイで会った女性は、自分の華やかな服装と、娼婦の服がそっくりだと知らなかったのでしょう。でも露出の多い服ということは、通常以上に他人に体を見せることになる、ということがわかっていたはずです。
誤解されたくなければ対策はあったはずですが、彼女の場合、自分の服装の意味すら解っていなかったので残念でした。

どんな服装をするかは自由です。でも初対面の人は、その見た目であなたの性格や、職業を勝手に推理するのです。その服装やふるまいが、自分の思っても見なかった印象を人に与えるかもしれない、ということを考えておきたいですね。

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