日本人の質問⑧スリ・盗難に遭いやすい人

スリのイラスト

残念ながらわかるようになってしまった

海外旅行に限らず心配なのが、旅先で犯罪に巻き込まれること。
なかでも海外で特に多いのがスリの被害に遭うことです。 海外旅行のたびにスリに遭ってしまう人もいるようです。
お客様からも、スリに遭いやすい人っているんですか?と質問されたことがあります。

ツアー中、お客様が残念ながらスリや盗難の被害に遭ってしまったこともあります。見ているうちに、被害に遭いやすい人の傾向がわかってきてしまいました。

被害に遭わないための対策については、改めて投稿させていただきます。

スリや盗難に遭いやすい人とは?

 自分は大丈夫と、根拠のない自信を持っている人。。。いくら注意喚起しても聞いてくれません。上のイラストの通り、後ろポケットに財布を入れるのをやめない男性客がいました。「俺は大丈夫なんだ」とずっと言っていましたが、フリータイム中に被害に遭ってしまいました。帰国日だったこと、クレジットカードを持っていなかったことで大きな被害にはなりませんでした。私が何度も注意したのを他のツアーメンバーも見ていたので、被害者なのに誰にも同情してもらえないどころか、非難ゴウゴウでした。
ある女性は、テーブルの下に置いたバッグを盗まれました。私が「そこにバッグを置かないでください」と注意してから10分も経っていませんでした。注意した時には「取られたらわかるでしょ!」という返事と共に、睨まれたのでそれ以上言いませんでした。夜遅く一緒に警察に行った時に、「言われた通りしなくてごめんなさい」と謝ってくれましたが。。。

ローマのコロッセオ
 移動中おしゃべりに夢中で、最後尾にいる人。。。特にイタリアなどではこの傾向があるように思います。歩きながら写真に夢中で列から外れる人や、おしゃべりしていて遅れがちな人が狙われるようです。
スリが多い地域だと注意しても、憧れの場所に来た嬉しさで注意力が散漫です。スリはこういう人を見逃しません。

 高価なバッグやアクセサリーを持っている人。。。海外旅行でおしゃれをしたい気持ちはわかりますが、大きな宝石の付いた指輪や、目に付くイヤリングをしてくる人がいます。遺跡の観光にルイ・ヴィトンのバッグやシャネルの時計が必要でしょうか?「お金は持っていないのよ」と言っていますが、スリには関係ありません。
高価なものを身につけておしゃれをしたい方は、宿泊ホテルでのディナーの時だけにしたほうが良いでしょう。昼間の観光に高価なものは不要です。

④ 聞いているようで聞いていない人。。。ある時、スリをはたらくジプシーについて注意をしました。「観光地各所に立って、赤ちゃんを抱いている女性です。こちらの注意を引いて、スキを狙ってくるので気をつけてください」と。
5分後に女性のお客様が「添乗員さん、ほら!赤ちゃん可愛いね~」と言いながら、赤ちゃんの手を触っていました。「だから、それがジプシーですよ!」と私。
その時すでに、ジプシーの手はお客様のバッグに延びかけていました。

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今回は、被害に遭いやすい人の傾向をお知らせしてみました。次回は対策編です。

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