高額な観光列車
ベトナムで、最高級の観光列車「VIETAGE」(ヴィエタージュ)に乗車しました。中部の大都市ダナンからクイニョンというまで約6時間かけて走ります。VIETAGEの車両は1両のみですが、通常の特急列車に連結されての運行です。
1度の運行での乗客数は最大12名。HPによると料金は450ドルです。ベトナムの平均月収が300ドル位ですから、かなりの高額ということがわかります。
ベトナム中部の都市ダナン駅を朝8:00に出発ですので、余裕をもって駅に着くよう行程を進めました。
駅に到着すると「VIETAGE」のプラカードを持ったスタッフが待機しています。まずは駅舎左端にあるVIPラウンジに案内され、ウェルカムドリンクをいたきます。スーツケースなどの大きな荷物はすべてスタッフがケアしてくれます。
ラウンジで記念乗車券と荷物タグがスタッフより渡されます。列車へもスタッフの誘導で進みます。チケットに座席番号はありませんでしたが、乗車時にスタッフが一人づつ席へ案内してくれます。
落ち着いたインテリア
車内は落ち着いた色味のインテリアです。通路を挟んで半個室が6つという座席になっています。個室内は2席が向かい合わせになっていて、間にテーブルがあります。
座席はゆったりしていますが、リクライニングができないことが残念でした。日本の観光列車なら忘れることがないポイントでしょう。
椅子の下にはVIETAGEのオリジナルのアメニティがあります。ひざ掛けからネックピロー、スリッパと、どれも肌触りの良い生地で気持ち良く利用できます。歯磨きセットまでありますのでホテル並みと言って良いでしょう。
客席エリアの隣にはバーカウンターがあり、簡単な調理もそこでしています。その先にマッサージルーム。マッサージは食事サービスの前にスタッフが順番に声をかけに来ます。首から背中にかけて、約15分程しっかりと揉んでくれます。
更にその先にトイレがあります。列車のトイレとしてはゆったりしており、洗面台には一流ホテルのようにハンドタオルが何枚も置かれてありました。
楽しみな食事は?
ダナン駅の出発が8:00と早いので、出発すると間もなくドリンクと共にパンのサービスがあります。クロワッサンとパン・オー・ショコラでした。温めて出してくれるので美味しかったです。

写真はシーフードサラダ、イチゴとヨーグルトのデザートです。メインは和牛ネックのステーキにしましたが、写真を撮り忘れてしまいました。。。
驚くのは、それぞれがかなりの量だということです。日本のように丁度良い量ではなく、それぞれがしっかりした料なのです。メインは半分も食べられませんでした。更に食後にハーゲンダッツのアイスクリームが配られましたが、私は断ってしまいました。
食事もドリンクもすべて乗車料金に含まれていますので、オールインクルーシブです。お酒が好きな方は色々と楽しんでいたようです。私が大好きなコーヒーも種類があって楽しめました。
車窓の景色は?
車窓の景色も列車旅の醍醐味ですね。残念ながらVIETAGEに関しては車窓の景色は期待するほどでもなかったです。
ダナンを出発して郊外に出るとずっと田舎の風景です。たまに途中の駅の周辺に町らしい建物があるだけです。海が見えたのはほんの一瞬だけでした。主な風景は畑や水田と、賑やかで立派なお墓でした。お墓は日本で言うと沖縄のように立派で、華やかなものが多いです。
日本の豪華列車と比べてしまうと、細かい部分で差がありますが、ベトナムの雰囲気と美味しい食事、少人数の希少価値として満足できるものでしょう。
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