基本の情報の次に
もし、初めて国、初めての場所を案内していることが「バレた」としても、一生懸命勉強してきたことが伝われば、お客様に悪い評価をいただくことにはならいと思います。そのためにも、さらなる情報収集が大事なのです。
「街物語」シリーズ
一番上の写真はJTB出版の「街物語シリーズ」の一部です。カラーの写真や図解が豊富で、大変役に立った本です。今は出版されていないようですが、ネット販売サイトでは中古品が格安で出回っていますので、気になる方は検索してみて下さい。
私の大学受験の時の社会科の選択は「政治・経済」でした。歴史の年代を覚えるのが好きではなかったことや、当時は毎日新聞を読んでいたので、受験勉強で一番手を抜けると考えたのが政治経済だったからです。まさかお客様に向かって歴史の話をする日が来るなんて、当時は夢にも思っていませんでした。
国によっては歴史のページの次には、文学史、音楽史、美術史などがわかりやすくまとめられています。18世紀~19世紀にかけてドイツ音楽がどのようにヨーロッパを席巻していったかなどを解説していてありがたいです。
2番目の写真はドイツの南にある「ヴィ―ス教会」のページです。ロマンチック街道のツアー等で良く立ち寄る場所ですが、現地ガイドがここまで一緒に来てくれることはほとんどないと言って良い場所なのです。
教会内のフレスコ画や彫刻をわかりやすく解説されており、初めての時にも何とか説明することができました。何とありがたかったことでしょう。
「カルチャーガイド・トラベラー」
こちらは1つの国の中でも更に地域をしぼった解説が魅力です。写真のイタリア版はローマ以北のイタリアがメインです。スペイン版は、首都のマドリッドは入っていますが、ほとんどのページは南部アンダルシアの解説です。
どちらも、最初にその国の歴史を約10ページにわたり、年表と共にダイジェストで紹介しています。この歴史解説は紅山雪夫氏が執筆しています。紅山雪夫氏は添乗員にとっての「神様仏様」と言っても良いくらい、通称「ベニ本」と言われる旅の解説書を数多く執筆されている方です。紅山氏については後日ご紹介する予定です。
さて、トラベラーシリーズで特に嬉しいのは普通のガイドブックにはない、トピックが扱われていることです。
4枚目の写真ではベェネツィアを舞台にした映画「旅情」の名シーンを追体験してみようという話題になっています。
1955年のかなり古い映画ですが、私は映画が大好きなのでテレビ放送された時に見ています。
ヴェネツィアのサンマルコ広場にあるカフェ・フローリアンの前で「旅情という映画でこの辺りがロケに使われました」というと、お客様で必ず反応して下さる方がいます。ここもそうです、あちらもですと、話題が広がります。
イタリア版では他にも多くの話題を読むことができます。教会建築、カーニバル、支倉常長、白いんげん豆など。イタリアのガイドブックには必ずワインやチーズの話題がありますが、白いんげん豆についての解説はなかなかありませんね。
一番下の写真は、スペインのフラメンコについてのページです。約10ページにわたり、フラメンコの歴史、音楽、踊り、フラメンコを見るタブラオ酒場について解説しています。他にはバル、生ハム、ガルシア・ロルカ、ヘミングウェイ、闘牛の見方なども解説しています。スペイン内戦時代の話題もあるので、一味違った話題を提供できます。
フラメンコについては他のガイドブックにも必ず載っていますが、この本の内容は「このまま読んだ方が良いかも」と、ページのコピーを持って行ったこともあるほど必要充分な解説なのです。
次回もさらに資料作りで参考にしたものをご紹介していきます。
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