燕の巣のおかゆ

燕の巣を食べるって

ベトナムの燕の巣の養殖場
ベトナムでは燕の巣の養殖が盛んに行われています。非情に高価で珍重される食材で、主に中華料理で使用されます。ベトナム経済の雇用創出や地域活性化に大きな役割を果たしています。

ベトナムでは燕が巣を作りやすいように特別な構造物を設置しています。一番上の写真のような、窓の少ない建物が郊外の畑などに時折見受けられます。

巣の中でも食用にされるのは主にアナツバメ科の鳥が分泌する唾液によって作られた部分です。品質を保つために厳格な収穫、加工手順が守られています。乾燥するとゼラチン状の食材になり、様々な料理に利用されます。

燕の巣の中には羽や異物が含まれていることもあるため、丁寧に洗浄・加工されてから食用に加工され、市場に出回ります。

高級食材として特にスープやデザートに使われることが多いです。栄養価が高く、美容効果、免疫力向上に効果があるとされています。

 ベトナムみやげ

燕の巣のおかゆ
先日ツアー添乗でベトナムに行ってきました。20年ぶりだったので、色々な情報をアップデートしながら行ってきました。

現地で購入できるお土産に関しても、民芸品やアオザイ以外はすっかり記憶がなくなっていました。お客様から質問されても困らないよう、現地に在住している日本の方のお勧め品をブログ等で確認しておきました。

その中で気になったのが、「燕の巣のおかゆ」というものでした。何だか高級そうな印象でしたが、スーパーなどでインスタント食品として販売しているというので、現地のスーパーで確認してみました。

燕の巣のおかゆの中身
作ってみました

インスタントラーメンと同じような大きさの袋入りです。値段は70~80円位でしょうか?

白いフリーズドライのようなものが乾燥した燕の巣です。調味オイルや薬味が個包装で同封されています。

燕の巣のおかゆのお湯を入れる前
すべてを1つの容器に入れて、熱湯を320ml入れて簡単にかき混ぜます。

作り方は袋の裏面にベトナム語で書いてあります。図解してありますが、心配な方はGoogleの翻訳アプリですぐに読み込めますので、ご心配なく。

鍋の蓋やお皿などで蓋をして3分程待つと出来上がりです。火力もレンジもいらないので本当に簡単です。
燕の巣のおかゆの出来上がり

「おかゆ」ですが、かなりダシの効いたしっかりした味付けと、粘りのある食感です。

体調が悪い時にはもちろんですが、ちょっとした朝ご飯や軽いランチにも良いと思います。

値段が安いこと、1袋30gと軽いこと、珍しいものであることと、お土産にも良いのではと思います。

今回私は5袋買ってきましたが、もう少し多めにすれば良かったと思いました。日本でもベトナム食品を豊富に扱う店で可購入できるようです。調べたところ、私が住んでいる場所だと、隣の市にあるようです。輸入食品の店でも探してみようと思っています。

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