初めての鉄道関係の博物館
添乗員として頻繁に鉄道の旅に出かけます。特に鉄道ファンというわけではありませんが、人気の観光列車や新幹線のグランクラスにも一般の方より多く乗っていると思います。
先日、プライベートで東武博物館に行く機会がありました。東武線の東向島駅の改札を出たところに看板と右向きの矢印が見えてきて、場所がわかるようになっています。鉄道の高架下のスペースを利用した博物館です。入場料は大人210円ですが、交通系ICカードを利用すると200円になります。影響時間は10~16時、祭日以外の月曜日と年末年始は休館です。
鉄道博物館のような施設には初めて行ったので、それなりに楽しみました。目の前のモニターに実際の道路が映し出され、バスを運転する体験ができるシミュレーターも楽しんでみました。
実際に巨大なプラレールを走らせて見せてくれたり、SLの汽笛を鳴らしてくれたり、大人から子供まで楽しめます。
展示会場の最上階では、実際の東武線の線路と同じ目線に窓を設けてあります。走行している車輪を目の前で見ることができ、通常では体験できない角度からの迫力も楽しむことができました。
不愉快なことがありました
そろそろ帰ろうかと、出口に向かっていると、鉄道の運転シミュレーターも目に入りました。そばにいた外国人の男性(70歳代前半位)が体験することにしたようで、運転席に座りました。どんな感じなのか見てみようと私も足を止めて見学することにしました。
するとそこにいた男性スタッフ(やはり70歳位)がいきなり大きな声で「私は日本語しか話しません」と言いました。日本語がわからない人に日本語で言ってもそれ自体が理解されていないと思いますが。。。
どうなることかと見守っていると「違う!」「まだ!」「そうじゃない!」と、すべて日本語で叱りつけるような言い方での対応をしていました。
開き直る前に
誰にでもできないことや苦手なことはありますよね。でも、自分の仕事上でできないことをあそこまで「言い訳」し「正当化」する態度に恥ずかしくなってしまったのです。大変後味の悪い訪問になってしまいました。
私は添乗員として多くの国に行きました。英語は日常会話、フランス語やイタリア語、スペイン語は挨拶やレストランでの注文程度は話せますが、中国語は挨拶程度しか話せません。
お客様には「申し訳ないのですが、中国語は苦手です。ガイドさんに助けていただきながら一生懸命ご案内しますので」などと話しています。誰でも100%ではありませんが、自分の仕事上で苦手なことに対して「何が悪い」といった態度は決してとりません。
博物館はスカイツリーや浅草に近いエリアにありますから、海外からの観光客も来るでしょう。英語が話せないのに「威張っている」シミュレーターの担当の方の他にもスタッフの方がいましたから、その時だけ英語のできるスタッフに替わることもできますよね。誰も英語を話せないなら、英語や中国語の案内パネルを作っておくということはできるはずです。
小さな個人経営の商店が英語ができないために外国人のお客様を断ることがあるそうですが、そこは東武鉄道ほどの大きな会社が経営している施設です。皆で解決するという方針で話を進めて欲しいと思います。見ていて不愉快でしたし、その外国人の男性にも申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
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