とうとう値上げ

手ぶらで空港

空港宅配カウンター
海外旅行の時にスーツケースをあらかじめ空港に送る宅配サービスを知らないという方は少ないでしょう。利用したことがある方も大変多いと思います。
7~10日の旅行用の大きなスーツケースを持って公共交通機関で移動するのは大変ですので、2700円程度(2024年現在)で運んでいただけるのはありがたいサービスですね。

ただし、出発日の2、3日前までに荷物を準備しておく必要がありますし、配送スタッフに荷物を渡すために自宅で待機していないといけません。仕事等で都合が合わないとかなり面倒ですね。私が海外ツアーの添乗をする場合は、たいてい3、4日前に打ち合わせを済ませますので、出発当日まではツアーの準備以外はヒマなことが多いです。このためスーツケースの集荷に来てもらうことに特に不自由はありませんでした。配送料金が自腹なことだけは「不自由」でしたが。

便利な国内線の宅配サービス

宅配伝票写真
国内添乗で航空機を利用する時には
、全日空の「宅空便」や日本航空の「宅配便サービス」についてご紹介するようにしています。すると海外旅行の時と違い、多くのお客様が「国内線でそういうサービスがあるなんて知らなかった」と言います。

航空会社に宅配サービス(主にツアーのお客様にご案内している)とは、帰りの空港でチェックインする時に、航空会社指定の宅配伝票を書いて、料金と共に荷物をチェックインすると、到着空港で受け取ることなく、そのまま自宅に配送されるというものです。到着空港によって配送地域は限定されますが、羽田空港到着便なら関東全域と山梨県域は範囲に入っています。写真の配送伝票は青色が全日空、オレンジ色が日本航空のものです。

このサービスを利用すると到着空港で荷物を受け取る必要がないので、飛行機を降りたらそのまま身軽に帰ることができます。(海外便では入国時の税関検査があるので、このようなサービスはありません。)ホテルや旅館でも荷物を宅送することはできますが、キャリーケースでも配送料が2000円弱かかりますし、最終日の観光地や空港でたくさんのお土産を買うと、それを手荷物にして帰ることになります。航空会社の宅配サービスの場合、最後に空港で買い物を終えてから荷物をチェックインすればいいので、助かりますね。
空港チェックインカウンター

とうとう値上がり

私が国内線の宅配サービスをお客様にお勧めしていたのは、便利なだけではなく、その利用価値に見合わない超格安料金が理由でした。「でした」と過去形にしたのは、11月1日から全日空では、荷物1つにつき1000円から2500円と大幅な値上げとなったからです。今までが安すぎたのですが残念です。

全日空については、先日気がつきました。日本航空の同様のサービスを調べてみたところ、2024年12月現在、荷物1つにつき配送料が1050円のままでした。これも値上がりは時間の問題と思われます。知っているのと知らないのでは大違いですから、機会があればぜひ利用してみて下さい。

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