東京都水道歴史館

江戸時代の水道の要

水道橋と御茶の水の間に「東京都水道歴史館」があります。水道橋、お茶の水、本郷三丁目のそれぞれの駅から徒歩約8分で、入館料は無料です。第4月曜日と年末年始が休館ですのでご注意ください。

見学は2階から。徳川家康が江戸に幕府を開いたことにより、爆発的に増えた人口。人々の生活を支えたのはある兄弟の資材をも投じた玉川上水の開発でした。と、今まで知らなかった江戸時代の水にまつわる貴重な話を知ることができました。その後の本所上水、青山上水、三田上水、千川上水と続きます。

映像や、具体的な模型などを見ながらの見学です。江戸時代の長屋が実物大で再現されている場所では、まるで自分が時代劇の中に迷い込んだように感じました。

発掘された木樋(木製の水道管)の実物展示は迫力があり、わかりやすく楽しく見学ができるようになっています。資料展示により、江戸時代にも水道料金があったことも知り、大変驚きました。

明治以降は西洋との出会いが

明治以降は海外との交流により新しい技術や素材が生まれました。また、疫病の流行などの危機に見舞われながら、「浄水」をする近代水道の発展につながります。

水道管は鋼鉄製になり、巨大化し、浄水処理能力も飛躍的に上がりました。現在私たちが知る水道技術の基礎となったものです。昭和まで使用されていた、街中の真鍮製の共用栓はレトロな雰囲気で、シンプルな現代の物よりデザイン性がありステキです。

私達の生活に欠かせない「水」についての博物館です。ぜひ見に行ってみて下さい。

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