甘い生活

塩辛い物ばかり?

旅館の和朝食
先日、純和風旅館に宿泊していた時のことでした。朝食会場で外国人の宿泊客が何やらスタッフと揉めていました。スタッフの方々は英語があまり話せない様子だったので、お手伝いしました。

聞いてみると、外国人カップルは、朝食にパンやコーヒーの洋食がないことで困っているということでした。そのホテルでは、完全に和食の朝食のみで、パンなどの洋食はありませんでした。コーヒーもロビーラウンジのみでのサービスということでしたので、そのことを伝えました。

ボウルに入ったカフェオレ
すると彼らは「朝からこんなに塩辛いものばかり食べられない」と言いました。私は「残念だけれど、前もって調べたほうが良かったですね」と答えて、せめてコーヒーだけでも飲むようにアドバイスして話は終わりました。

イタリアでの体験

私がイタリアの北部の小さな田舎町の友人の家に宿泊していた時の体験です。昼食はいわゆるイタリア料理で、品数も多くかなりしっかり食べますが、夕食は簡単なサンドイッチ程度でした。ピザは「夜食」というイメージでした。

ビスケット
一番驚いたのはやはり朝食でした。朝起きると、小さなどんぶりくらいあるボウルに入ったカフェオレが出てきました。傍らには日本でも昔からある肌色のビスケットが置いてありました。私がビスケットをパリっと食べてカフェオレを飲んでいると、友人がこうするんだよと教えてくれました。ビスケットを2つ3つに割ってカフェオレに浸し、ふにゃふにゃになったものを食べるのでした。

まずい訳ではないけれど、私はやはりサクッとビスケットを食べたかったので元の方法に戻しました。友人はフニャフニャビスケットを赤ちゃんのように嬉しそうに食べていました。

国によっての違いが

パンの画像
旅館で出会ったカップルがどこの国の人か確認しませんでしたが、朝から塩辛いものを食べない国の人だったのでしょう。ラテン系には見えなかったので、イタリアやスペインではなさそうでした。

ヨーロッパの国々では、夕食には火を使った料理はせず簡素な食事の国が多いです。朝、空きっ腹で起きるのでとにかく甘いものを食べてエネルギー補給するのでしょうか?やたらと朝食に甘いパンを食べる国はあるのです。

国ごとの習慣はわかるのですが、旅館にいたカップルが和朝食を全面否定したのが残念でした。自分たちで予約して純和風旅館に宿泊したのですから、少しでも箸をつけてみてほしかったです。

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