秋の釧路湿原

すでに秋真っ盛り

釧路湿原
北海道の釧路湿原に行ってきました。残暑厳しい東京を離れ、気温15℃くらいの空港に降り立った時には「さわやか~~」とため息が洩れました。

9月になってからツアー添乗で清里に行っても、軽井沢に行っても「暑っ!」という感想ばかりだったので、やっと「避暑」になりました。

釧路と言えば釧路湿原。今では「ラムサール条約」(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)等で世界規模で保全されている場所ですが、戦後は広大な土地を埋め立てて工業団地を造る計画があったそうです。湿原地域周辺景色を楽しめるいくつかの展望台が等がありますが、景色を楽しみながら歩ける場所があります。

温根内木道
さわやか散歩

釧路の街から車で40分程の場所に温根内木道という場所があります。釧路市内からは路線バスの便もあるようです。

まずはビジターセンターへ97段の階段を下ります。湿原に関する写真展示等があります。きれいな建物でトイレも完備されていますし、駐車代もビジターセンタも特に料金はかかりませんのでご安心を。

ビジターセンターから先は写真のような木道の遊歩道が整備されています。コースの長さは500mの小回り、2.1Kmの中回り、3.1kmの大回りの3つです。中回りまではバリアフリー木道になっています。ただし全部歩かなければならないということではなく、体調や気分で途中から引き返すこともOKです。

今年はヒグマの目撃情報も相次いでいます。その場合、遊歩道が閉鎖されることもありますので、行く前に当日の状況を確認することをお勧めします。

秋風に吹かれて

釧路湿原の蒲の穂
歩き始めて最初は林の中の風景ですが、10分ほど行くと釧路湿原らしい景色が広がります。9月も半ばになると、すすきが色づき、ふさふさとした茶色のガマの穂が目立つようになります。

今年も首都圏では猛暑に息も絶え絶えに過ごしていましたが、ここでは風は涼しく爽やかでした。秋らしい美味しい空気を体いっぱいに吸いこむことができました。

地元の方の話では、今年の夏の釧路の最高気温は29℃だったそうです。地元の方にとっては大変な暑さだったそうですが、当然朝夕は気温が下がりますから、昼間に少し我慢すれば良かったそうです。来年の夏はぜひ釧路に避暑に行きましょう。

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