クリーニング店で

タブレットを見る女性のイラスト
個人情報保護法

個人情報保護法という法律があります。私が日常業務で対応するのは、ツアーに参加するお客様の個人情報を洩らさないようにするということです。

現在、業務上では紙の参加者名簿が渡されます。そこは名前、性別、年齢のみが記載されています。ツアー終了後は必ずシュレッダーで処分することになっており、ゴミ箱に捨てることは禁止されています。

業務で使用するタブレットにはそれ以外の情報が入っています。紙の名簿の情報はもちろん、生年月日や電話番号、アレルギーや注意事項などの個人の特性に関することも含まれています。しかし、ログインする時には私の設定したパスワードが必要ですから、万が一誰かの手にタブレットが渡ってしまったとしても、情報が簡単に見られることはありません。

旅行会社のカウンターで

受付カウンターのイラスト
このように自分が業務上していることのせいもあり、個人情報保護に関しては自分の身の回りでも神経質になってしまいます。

ある時、ショッピングモールに行ったついでに、特急券を購入しようとそこにある旅行会社のカウンターに行きました。カウンターで発券を待っていると、前の方が記入した旅行の申し込み用紙がそのまま残っているのが目に入りました。もちろん名前、住所、電話番号、年齢まで記載されていました。たまらず私はその用紙を裏返しました。

私はカウンターを離れる時に、「あの、情報が丸見えだったので勝手に裏返しました」と伝えました。スタッフの方は「あっ、すみませんでした」と謝ってくれましたが、大切な書類を置きっ放しにしたこと自体がマズイですね。

クリーニング店では

最近は洗える洋服が増え、あまりクリーニング店にも行かなくなりました。一番近いクリーニング店は、店主が高齢のため閉店してしまいました。そのため、初めてのクリーニング店を利用した時のことです。

洋服を預けると、受付用紙に書くために「お名前は?」と聞かれました。受付は70前後の女性の方でした。私は「名前は○○です」と答えました。次に「電話番号は?」と聞かれました。私は「自分で用紙に書きますよ」と答えました。「お客さん、いいですよ。ハイ、電話番号は?」と再度聞かれてしまいました。

クリーニング店のイラスト
実はこの時に60歳前後の男性客が私の真後ろにいたのです。99%問題ないはずですが、どんな人かはわかりません。しかも私の携帯番号は同じ数字が続くため、比較的覚えやすいのです。

私は「後ろの方を先にどうぞ」と促しましたが、店員さんは「お客さんが先だからいいんですよ。ハイ、電話番号は?」と気にせず再度電話番号を聞いてきたのです。

スタッフの女性は、なぜ私が声に出して電話番号を言いたくないのかということが理解できなかったようです。仕方がないので「知らない人の前で電話番号を言わせるのは困ります」と耳打ちしました。するとやっとわかってくれました。私は自分で電話番号を記入し店を後にしたのでした。

一応チェーン展開しているクリーニング店です。パートやアルバイトのスタッフだとしても、個人情報取り扱いに関してしっかり周知してほしいと感じた出来事でした。

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