アンジェリーナ再び

サロン・ド・テ・アンジェリーナ

サロン・ド・テ・アンジェリーナ
パリの「サロン・ド・テ・アンジェリーナ」は、パリの中心部リヴォリ通りに1903年に創業されました。店の内装は豪華なベルエポック洋式。ココ・シャネルをはじめとする多くの著名人に愛されてきました。

店名のアンジェリーナは創業者の菓子職人ランペルマイヤーの息子の嫁の名前からとりました。

人気メニューはホットチョコレート「アフリカン」とマロンケーキのモンブラン。創業当時から変わらぬレシピで今なお愛されています。

アンジェリーナのモンブラン
日本にも出店していました

1984年、銀座にフランスの老舗デパートの日本版「オー・プランタン銀座」がオープンしました。「サロン・ド・テ・アンジェリーナ」は海外支店の1号店としてその1階に出店しました。

ガラス張りのおしゃれな店で、道行く人を眺めることができました。同時に道ゆく人からも見られる店でしたので、自然におしゃれをして行かなければと思わせてくれた店でした。

パリと同じレシピのモンブランをいただける店としても大人気でした。プランタン銀座が閉店し、マロニエゲートと名前を変えた後も営業をしていましたが、2019年にマロニエゲートがユニクロになったことで残念ながら閉店してしまいました。

アンジェリーナのモンブラン
駅ビルで発見!

ある日、駅ビルで「期間限定」でアンジェリーナが出店していることに気がつきました。調べてみると、日本橋三越などに店舗はあるものの、イベント的に出店することがあるようです。

早速買いたかったのですが、その日はすでに売り切れのようでした。日を改めて午前中に行ってみたら買えました。本店サイズは大きいので日本限定のひと回り小さいサイズにしました。値段は790円位でした。他にもほうじ茶クリームのモンブランもあり気になりましたが、久しぶりなのでオリジナルにしました。

アンジェリーナのモンブラン
たった1つの購入でしたが、写真のように厳重に箱に入れられ、型崩れしないようになっていました。持ち運び時間も聞かれました。駅から家まで5分なのですが、開けてみたら保冷剤が1つ入っていました。

切り口の写真の一番下はメレンゲに砂糖を混ぜて焼いたもので、カリッとした食感です。中心には甘くない生クリーム。外側は上品な甘さのマロンペーストです。

日本のケーキ屋や喫茶店でいただくモンブランは、土台にスポンジケーキが使われることが多いと思います。私はメレンゲがあまり好きではありませんが、この取り合わせは絶妙でさすがですね。

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