横手山スカイレーターで絶景へ

横手山スカイレーター
スカイレーターって何?

ツアー添乗で志賀高原の横手山スカイレーターに行ってきました。スカイレーターって何?ですよね。私も名称だけではイメージが湧きませんでした。スカイレーターとは、山の斜面の「動く歩道」です。「動く歩道」は空港などでよく見られるものですが、空港との違いは斜面に設置されているということです。

スカイレーターは標高2060mから2110mを結ぶ、日本で最も標高の高い野外型の動く歩道です。斜度は約15度弱、全長は約200mで単独の物として日本最長です。設置されたのは昭和42年と歴史があり、日本初のものだそうです。動く歩道は1本だけなので上り、下りは交互運行になり、待ち時間が発生することもあります。片道の所要時間は約5分です。

乗る前に注意事項が目に入ります。1人づつ間隔を開け、歩行は禁止、動く歩道のベルトの横の青い鉄板部分には乗らないこと。乗り心地は?まあまあです。最初と最後に足元が少しボコボコしますので、足腰が不安定な高齢者の転倒には充分注意が必要です。斜面なの水平ではないことはもちろん、下りの場合は少し前のめりになるので「踏ん張る」といった感覚でした。1列に乗るので、誰でも公平に景色が楽しめます。

横手山のリフト
ペアリフトで山頂へ

スカイレーターを降りた後には、山頂へのペアリフトに乗り換えます。標高差170m、全長410m、乗車時間は約5分です。乗ってすぐの足元は2m位の高さですが、後半は4~5mの高さになるので、高い場所が苦手な人には少々恐怖感を感じるかも知れません。

後半の地面から高くなった部分では、足元にネットが張られています。リフトは上がる時より、下る時の方が下の景色が見えているだけに怖かったです。高所恐怖症の方は心臓バクバクでしたと言っていました。

スカイレーターとリフトの往復乗車で料金は¥2000です。群馬県と長野県の県境にあり長野側からは信州中野ICから約50分、草津温泉から約40分の所要時間です。

2307mの山頂へ

雲の上のパン屋さん
山頂駅に到着すると、建物2階に満天ビューテラスというカフェがあります。私が行った日にはまだ営業期間前だったようで休みでした。

外に出ると、向かい側には宿泊もできる「横手山頂ヒュッテ」があります。ここの「売り」は何と言っても日本で一番高い場所にある「雲の上のパン屋さん」です。標高の高い場所では、気圧の関係でパン作りは難しいのだそうです。ここでは、美味しいパンと共に温かい食事も提供されており、人気のレストランです。
横手山からの眺め
天気に恵まれると、写真のような景色になります。年に数回ですが条件が良いと日本海が見えることもあるそうです。

私が行った時にはそこまでではありませんでしたが、周りの山々や走ってきた山道が見えて絶景でした。

この日はほぼ無風で、山頂気温が15℃くらいの割に寒さは感じませんでした。天気のコンディションによっては防寒着が必要になるのではないでしょうか?しっかりと確認の上お出かけください。

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