本土寺・紫陽花も紅葉も

本土寺のあじさいの道
鎌倉だけじゃない

関東もやっと梅雨らしくなりました。少々時期を外してしまいましたが、あじさいを見に行ってきました。あじさいの寺というと鎌倉のイメージがありますが、調べてみると各地に「売り」にしているお寺があることが判りました。

正直言って、混雑する鎌倉エリアにはできれば近づきたくないという考えもあり、千葉県松戸市にある本土寺というお寺に行ってきました。JR北小金駅から徒歩約10分です。駐車場はありますが、周辺の道が狭いので、運転には充分お気を付けください。

本土寺山門
友人からアジサイを見に行こうと誘われていましたが、なかなか休みが合わず、ピークが過ぎていることは解っていました。なぜなら、本土寺はあじさい祭の時期は拝観料500円が必要ですが、この日はすでに無料期間だったからです。

本土寺とは?

1277年、豪族平賀氏の屋敷内に開堂した日蓮宗の中心寺院のひとつです。「本土」とはお釈迦様が住まいになる国土を意味する言葉です。日蓮直筆の書状類、創建当時の梵鐘を始め多くの貴重な資料を所蔵していることでも知られています。

駅から歩き始めて5分もしないうちに、参道のような1本道に入ります。昔の街道のような狭い道幅ですが、車道の横に歩行者用の遊歩道がありますので、ゆったりとした気分で歩けます。進んで行くと、仁王門に突き当たります。行き方くらいしか調べていなかったので、予想外の立派さに圧倒されました。

本土寺の境内図
山門前後を見ただけで、この寺の紅葉の素晴しさが想像できました。境内いたるところに美しい青もみじが見られ、「紅葉も見に来ようね」と友人と話しました。3種類のもみじの木が約1500本もあるそうです。春には100本ほどの桜が境内を彩り、今回はすでに終わっていましたが、6月上旬には5千本の花菖蒲が見られます。

あじさいの寺

6月になると、広い境内のいたるところにある約5万本のあじさいが見頃を迎えます。山門から入り、左手に五重塔を見ながらまっすぐ奥に進むと、本堂があります。ここから境内を一周する遊歩道を進んでみました。とにかく広くてびっくりでした。
本土寺の赤い回廊とあじさいの道

ゆっくり写真を撮りながら30分程散策しました。今回一番あじさいがきれいだったのは境内見取り図の紫の円で囲ったポイントでした。一番上の写真がこのポイントです。

写真の赤い回廊に上がることはできませでした。少し高い位置から眺めてみたかったので残念でした。ここからの写真を投稿している人もいるので、時期によっては上がれるのかもしれませんね。
花びらにグラデーションのあじさい
最盛期はどこを見てもきれいだったはずです。来年はぜひ(有料でも)その時期に行ってみたいですね。

本土寺手前に舟橋屋があり、あんみつを食べてくずもちを買って帰りました。あじさいは鎌倉だけではないことを実感した貴重な1日になりました。

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