快適で好評な和モダンルーム
高額ツアーに参加する最近の高齢者は、布団で寝る純和室より「和モダン」というような、和室だけれどベッドを備えた部屋の方が快適なようです。
高級旅館なのに
先日も老舗の旅館のリニューアルされた客室にお客様が宿泊するツアーに行きました。堂々とした構えと立派な庭園を持つ名のある旅館です。お客様の客室は最近リニューアルされた和モダンルームでした。広さも充分で、お客様も喜んでいた様子でした。
添乗員の私の部屋はリニューアルされていない部屋でしたが、それでもゆったりとしたシングルの部屋で快適に過ごしました。
ところが、ふと部屋に用意された館内用スリッパが目に入り、がっかりしてしまいました。いかにも「昭和の旅館のスリッパ」と言った風情のこげ茶色のビニールスリッパだったのです。新品ならまだ良いのですが、縁の糸がほつれていて、底の一部が減っている状態でした。気になってお客様の履いているスリッパもチェックしましたが、やはり古さが気になるものばかりでした。
せっかく名のある旅館がリニューアルしたのに、スリッパを新しくしようという意見は出なかったのでしょうか?コロナ禍を頑張って生き延びて、建物を改装したところまでは良かったのですが、スリッパを新しいものにする費用までは出せなかったのでしょうか?
お客様は特に気にならなかった様子でしたが、私としてはたいへん気になってしまいました。そんな目で周りを見渡すと、食事を運んでいる仲居さんの着物の帯が目に入りました。帯が「ペラペラ」で、ほつれた糸が垂れ下がっているのが見えました。何もかもは難しいと思いますが、そういう目で見ている人間もいるということを認識していただきたいです。
せっかくの高級旅館ですから優雅な気持ちで過ごしたいものですね。
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