浴衣の色が違います

どうやって見分けているのか?

浴衣のイラスト
ホテルや旅館に泊まっている時、スタッフの方たちはどうやって添乗員や乗務員を見分けているのでしょうか?フロントの人なら、チェックインや支払い手続きをするので、顔を覚えることができますが、レストラン等、他のスタッフからは区別が難しいのでは?と考えたことがあります。

レストランで一人で食事をしている人は大体「どこかの添乗員かな?」と判ります。乗務員さんも雰囲気で「そうだろうな~」と判ります。ホテルのスタッフの方たちも、おおよそ雰囲気で見分けてりるのだろうと思っていました。

実際に行われている区別とは?

私が新人添乗員だった時、添乗員の先輩が「ここは、やってるよ!」と突然言いました。「何がですか?」と聞いてみると、添乗員や乗務員の部屋に置いてある、浴衣や浴衣の帯の色を一般のお客様と分けているというのです。私自身ほとんど浴衣を着ないので、そういったやり方があるということにまったく気づいていませんでした。

旅館の女将のイラスト
添乗員、乗務員でも、浴衣を着て廊下を歩いていたら、レストランと違って、一般のお客様と区別は難しいですね。そのために、浴衣の色や帯の色を変えているというのです。「そうだったのか」「それなら一目瞭然」と感心してしまいました。もちろんそういう宿は今は少ないようです。

先輩がその時に言ったのは、「そうやって区別して挨拶しないとか、態度を変えるというのが嫌なんだ」ということです。このブログでも時折触れますが、添乗員だから、乗務員だからと「軽く見る」ホテルは考えものです。誰が一番厳しい目で見ているのかを理解していないからです。

私は自分が軽く扱われてもあまり腹は立ちませんが、「お客様にも同じように接しているのではないか?」と心配してしまうのです。私の浴衣の色は何でも良いので、お客様にはしっかりとした対応をお願いします。

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