添乗員のグチ⑭アルペンルートの喧騒

アルペンルートに行ってきました

黒部ダム
GW直前に立山黒部アルペンルートのツアー添乗に行ってきました。天気が最高に良く、今までで一番の景色を見られたように思いました。

最高地点、2450mの室堂に行ってからも気温が13℃ほどありました。無風だったのでウィンドブレーカーを羽織ったのみで済み、持って行った防寒着を使う必要もないくらいでした。

雪の大谷ウォークも満喫

この時期、室堂ターミナルから高原バスの走る道路を除雪し、うず高く積み上げた雪の壁「雪の大谷」が観光の目玉です。6月25日まで、歩行者用にルートを確保しているようです。

今年は雪の壁の高さが14mだそうです。近年は気温の上昇や降雪の量によって迫力がなくなる場合もあるので、雪の大谷が目的なら、早めに行ったほうが良いでしょう。年によっては20mを超えたこともあるので、今年は控えめですね。
雪の大谷

雪の大谷の歩行者用のルートが閉鎖され、本格的な夏の時期になると室堂平にある「みくりが池」周辺の散策も楽しむことができます。秋には日本でも有数の早さの紅葉が楽しめますので、季節ごとに楽しみがありますね。

天気良く、素晴らしいアルペンルートを楽しむことができたのに、今回を最後にアルペンルートを引退しようかな~と思ってしまいました。

引退しようかな?

理由はあまりにも混雑しているからです。ほぼ日本人観光客だけで混雑した時代もありましたが、近年の混雑は人が多いだけでなく、とにかく「うるさい」のです。インバウンドの添乗員さん(特に中国系)が大きな声を出しているだけでなく、お客様も「なぜそんなに大きな声で話す必要がある?」と聞きたくなるほど大声なのです。思わず「うるさ~~~い!」と叫んでしまいそうな衝動に駆られます。室堂の混雑

アルペンルートはバスやロープウェイ、ケーブルカーなど、6つの乗り物を乗り継ぎ、山岳ルートの観光が気軽にできます。各駅にて次の乗り物に乗るための手続きや待ち時間があります。雪の大谷などの野外ならともかく、おしゃべり話し声や笑い声が駅舎の壁や屋根に反響するのです。これを1日聞かなければならなかったので、夕方には耳がおかしくなりそうでした。

体力的に疲れるのなら仕方がないのですが、こんなことで疲れるのは精神的に良くありません。そろそろ自分なりに我慢の限界にきてしまった感じがしていて、引退しようかな~という気になったというわけです。

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