愛しの「まもる君」との再会

伊良部大橋
宮古島と言えば

先日久しぶりにツアー添乗で宮古島に行ってきました。石垣島を含む八重山諸島には年に2~3回は行くのですが、宮古島はなぜかあまり縁がなく、今までも2回しか行ったことがありません。

皆さんは宮古島と言えば何を連想しますでしょうか?美しい海、自然、宮古そば、ダイビング、各島へ渡る海の上の橋。色々ありますね。私にとっての宮古島は何と言っても「まもる君」です。

砂山ビーチ
宮古島まもる君

「宮古島まもる君」は、宮古警察署管内の道路などに設置されている警察官型の人形の愛称です。「宮古まもる君」と「島」がカットされることもありますが、「君」までが愛称です。

現在島内各所に19体が設置されています。島内の各所で島の交通安全を見守ってくれているのです。19体全員が兄弟という設定だそうで、まもる君の他にすすむ君、いさお君、こうじ君、きよし君など、本来はそれぞれに名前があるそうです。
宮古空港の宮古島まもる君

まもる君の身長は180㎝、体重は超軽量でなんと5㎏。もちろん風に飛ばされたり倒れないよう、足元に50㎏のおもりを装着しています。

誕生日は平成3年8月5日だそうです。385でミヤコの語呂合わせにしています。2011年には妹「まる子ちゃん」が登場し、警察署に兄のまもる君と共に置かれているそうです。まもる君とまる子ちゃんには宮古島警察署を所在地とした住民票まで作られているとか。

まもる君は手作業で塗装をしているとのことで、個体によって顔つきや顔色が違います。何だかグレーの顔のものがあり、よく見ると不気味な感じのものもあります。生産工場はすでに閉鎖されているため、新たなまもる君の登場が危惧されています。それなのに、殴る蹴るの暴行を受けたり、交通事故に巻き込まれたりと災難に遭っています。その都度修理され「現場復帰」を果たしています。ちなみに、交通事故で「負傷」した時は全国ニュースで報道されました。
宮古島まもる君

ジワジワとくる感じ

どこが?何が?どうして?という感じなのですが、観光中に道路際に発見すると嬉しくなります。宮古島を去る頃にはすっかり気になる存在になっていました。

今では島内各所にまもる君グッズがお土産として販売されています。お菓子のパッケージ、人形、ストラップやキーホルダー、文房具など、多くの商品にまもる君のキャラクターが使用され、宮古島の人気のお土産となっています。

もちろん宮古島観光の際は美しい自然を楽しんでいただきたいのですが、皆さんの無事を見守っている「まもる君」に出会ったら手を振ってあげて下さいね。

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