津波警報を聞きながら

あけましておめでとうございます

見附島
能登の見附島(軍艦島)
年末から国内添乗で、私は東北の日本海沿いの温泉に宿泊していました。1月1日夕刻、北陸地方で大きな地震があり、甚大な被害が出てしまいました。昨年も大きな地震があった地域でしたが、さらに広範囲で大きな地震でした。

私が宿泊していた地域は幸い、地震自体はほとんど感じないくらいのものでした。その後、津波注意報が発令され、その後津波警報と注意レベルが上がってしましました。

海を見ていました

地震発生は夕刻。津波注意報が発令された頃には、私がいた東北では間もなく日没時間を迎えました。ホテルは海の目の前。客室も海側だったので、心配で暗くなって海が見えなくなるまで、じっと海を見つめていました。
日本海の風景
1月1日の日本海

特に波の高さも、海の様子にも変化はないように感じました。実際に津波を体験したことはないので、本当に大丈夫なのかわかりませんでした。そんな中でも会社の業務用携帯電話と、自分の携帯電話の2つの警報アラーム音がひっきりなしに鳴り響いていました。

新潟県に住む友人から、結構揺れたというLINEが来ました。新年のあいさつが「ついで」になっていました。

能登は優しや、土までも

「能登は優しや、土までも」という言葉があります。土でさえ優しいのですから、いかに人情にあふれた地域であるかということを表しています。
白米千枚田
白米千枚田
ツアー添乗で金沢や能登方面には年に数回は行っていましたし、その都度、観光施設やホテルの方に温かく迎えていただきました。まさに言葉の通りです。

今はただ心配することしかできないことが本当に歯がゆいです。私でができる範囲の寄付をし、いつか観光できる日が来たら、今度はプライベートで行ってみようと考えています。

忘れていませんか?

年末に大きな話題になっていたのは、政治家の裏金問題でした。今はニュース報道が地震や航空機の事故ばかりになってしまっています。大きな災害が起こって「喜んでいる」とまではいいませんが、「シメシメ」と思っている政治家が多くいるのではないでしょうか?

家族、家、仕事を奪われて途方に暮れている人が大勢いるのに、自分の政治資金(選挙に勝つための)をごまかす方策を練ることに奔走しているのです。

「説明責任」は今は果たせないそうです。そうこうしているうちにお正月なのに大地震。ホッと胸をなでおろしている姿が想像できます。彼らは私たちが忘れてくれるのを待っています。私たちはこのこと忘れてはならないのです。

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