シチリアの空港で
到着してしばらくしても荷物が出てきません。お客様には先にトイレに入っていただくよう声をかけながらさらに待っていました。
30分経ってもターンテーブルはピクリとも動きません。周りにいたスタッフに聞いてみましたが、はっきりとした理由がわかりませんでした。
1時間経っても荷物が出てくる気配がありません。「ロストバゲージ」の心配をしましたが、乗っている人全員の荷物が出てこないのです。もう一度スタッフに尋ねたところ、「飛行機の荷物室のドアが開かないの」と言われました。
荷物室のドアが開かない?
そんなことが?。。。あるんですね。スタッフは「後からホテルに配送するので、手続きして」と言ってきました。他に日本人のツアーが2組いました。添乗員同士、ブツブツ文句を言いながら手続きを終えようとしていた時、「グッ、ガタガタ、ガタガタ」とターンテーブルが動き出しました。
「えっ!出てきたァ~」と皆さん大喜び。いくらホテルに届けると言われても、パジャマに着替えて寝たいですしネ。
前述したとおり乗継便でしたから、パレルモに着いたのが夜の22時過ぎ、空港を出たのはそろそろ日付が変わりそうなタイミングでした。疲れたけれど、眠いけれど、荷物が出てきて良かったという話で、何だかツアーのメンバーが一気に「仲間」になりました。
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