高級宿・おすすめ・上高地帝国ホテル

上高地のランドマーク的ホテル 

日本を代表する避暑地のひとつである上高地に「帝国ホテル」があります。もちろん冬の営業はしていません。部屋数にも限りがあるため、個人ではなかなか予約が難しいようです。

建物は高原リゾートらしい木のぬくもりがあるものです。何といっても特徴のある赤い屋根が目印でしょう。一番上の写真は、ホテルロビーにある、ミニチュア模型を写真に収めたものです。

先日、上高地帝国ホテルに宿泊するツアーに添乗してきました。当然のことながら、高額ツアーになりますし、毎年当たるわけではないので、私にとっては久しぶりの宿泊でした。

スタッフの皆さんのすばらしさ

久しぶりに宿泊した上高地帝国ホテルで改めて感心したことは、スタッフの皆さんの素晴らしさでした。すべてのことに充分な対応がされ、何の心配もありませんでした。

添乗員は”客ではない”という対応をするホテルも時折ありますが、私もお客様とは違うけれど大切にされていることが感じられました。

客室は山のリゾートらしく華美ではありませんが、温かさと快適さを感じられます。最近はアメニティを削減するホテルも多いですが、バスルームには「これでもか」というほどのアメニティが並んでいました。使い捨てのスリッパもフカフカです。

私にとっては「MIKIMOTO」のアメニティが大変嬉しく、更に評価が上がりました。特にヘアケアラインがおススメです。

宿泊代や食事は？

宿泊代は、ツインルームで1部屋5万円台から。

夕食はメインダイニングのフランス料理コースで２万円位から。和食レストランも同額くらいです。

メインダイニングとは別に、カジュアルレストラン「アルペンローゼ」で食事をすることも可能です。

先日いただいたメニューを例ににすると、シザーサラダ、スープ、パスタの3品で7000円位でした。シザーサラダは今まで日本で食べたものの中で、一番本格的で美味しかったです。メインは3000~4000円台で、特製カレーやビーフストロガノフ等があります。

朝食は和食セットは席数に限りがあり、要予約です。ハイシーズンには宿泊予約時に一緒に予約しないと、席の確保ができない可能性が高いです。

洋食の朝食は予約不要です。和・洋共にセットメニューで4140円。洋食の場合は単品メニューもあります。

環境保護のために

上高地は個人の車は通年規制をされています。上高地手前の沢渡（さわんど）という所に車を駐車して、シャトルバスかタクシーでの移動が必須になっています。

観光バスの場合、通常は上高地のバスターミナルまで行けますが、指定された規制日には同様に、シャトルバスに乗り換えなければなりません。

松本から日帰りできる距離感ですので、昼間はにぎやかですが、夜の上高地は静かです。天気の良い日には星空を眺めてゆったりとした時間を楽しみに行ってみて下さい。

上高地には、他にも宿泊できるホテルがありますが、やはり帝国ホテルに勝るものはないでしょう。ただし、帝国ホテルには大浴場も温泉もありません。徒歩10分で上高地温泉ホテルがありますので、「どうしても大きな風呂でないと」という方にはそちらのほうが良いでしょう。