高級宿・おすすめ・別邸 仙寿庵

大型バスでは行けない 

別邸仙寿庵
群馬県の谷川温泉にある老舗旅館「旅館たにがわ」があります。先代の旅館は現在駐車場としている場所にありました。

その先代の「川久保屋」に、昭和11年には太宰治が病気療養のために約1ヵ月滞在し、この地を舞台にした作品「創世記」を執筆したことで知られています。館内には文学資料室があり、往時を偲ぶことができます。

「旅館たにがわ」の姉妹館が「別邸 仙寿庵」です。谷川岳を借景に、渓流沿いに静かに佇む宿です。世界的な権威を誇る高級ホテル組織「ルレ・エ・シャトー」にも加盟しています。ホテルへは、一般の車が走る公道からそれた道を5分程走ると到着します。一部狭い道を走るため、大型の観光バスではアクセスできません。

別邸仙寿庵露天風呂
大型バスで行くツアーの場合、旅館たにがわの駐車場でホテルの送迎車に乗り換えて、約7~8分走ってからのチェックインとなります。

隠れ家ホテル

玄関を入るとすぐに靴を脱いで上がります。ロビーにてウェルカムドリンクをいただきながら館内の案内後、スタッフが部屋に案内してくれます。

別邸仙寿庵客室
天気が良ければロビーの正面に谷川岳の雄姿が望めます。広い敷地の借景として、勇壮な谷川岳の景色はこのホテルの大きな魅力のひとつでしょう。

1,000坪という敷地に客室数が18室。すべてがゆったり作られています。大浴場だけでなく、全客室に露天風呂があります。広い客室も静かに寛ぐことができます。ベッドの部屋は少ないですが、布団を高く敷いてもらうなどのリクエストをすれば、不自由なく過ごせるでしょう。

楽しみな食事は個室の食事処にていただきます。個室というと壁に囲まれて窮屈に感じることもありますが、仙寿庵の個室はゆったりしていて快適です。

別邸仙寿庵の読書ルーム
自然を感じながら

滞在中はぜひ庭の散歩に出てみて下さい。庭の一角には建物があり、読書ルームになっています。

前述したように公道から外れているので、鳥のさえずりと風の音しか聞こえないのでは?というほど静かです。

チェックアウトは11時ですから、前日早めにチェックインして、ゆっくりゆっくり過ごしましょう。

車でのアクセスは水上インターチェンジから10分位。鉄道利用の場合、水上駅からは8分だそうで、依頼すればホテルの車の送迎もあります。新幹線の上毛高原駅からはバスで25分とのこと。首都圏からは遠くはありませんね。
宿泊代は1泊2食付き、2名で約10万円です。非日常を楽しみにぜひお出かけしてみて下さい。

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