新幹線の中で
隣の席のツアー参加のお客様がお酒を飲みだしました。おつまみでしょうか?何かの箱を出しました。ふと見ると、その箱には「くさや」の文字が。。。
「くさや」って、あの「くさや」だよね?と当然のことを自問自答した私。
くさやとは?
くさやとは、伊豆諸島の特産品として知られている魚類の干物の一種です。クサヤモロというアジの一種やトビウオ、サンマなどの新鮮な魚を「くさや液」と呼ばれる独特の匂いや風味をもつ発酵液に浸潤した後で乾燥させた食品です。くさやが発酵食品と呼べるのは塩水の代わりに独特の発酵液を用いる点にあります。
くさやの臭いを表現した言葉を並べてみると、「ドブ」「腐敗臭」「動物園」「トイレ」などなど。食べ物の臭いをランキングしものでは、世界で7番目に臭いものという評価がされているようです。
ちなみに世界で一番臭い食べ物と言われているのは、スウェーデンのニシンの塩漬け「シュールストレミング」で、納豆の20倍だそうです。くさやは納豆の3倍だそうです。イメージは湧きますでしょうか?
ちょっと、待った!!
「臭くないくさや」というものがあるのかどうかはその時点では判りませんでした。少なくとも、焼く時に強烈なにおいがすることは知っていました。箱を開けて食べ始める様子を見ているとやはりジワジワと臭ってきました。
私は「あっ!スミマセン。やっぱり臭いですよ。ここではやめて、後でホテルの部屋で召し上がっていただけませんか?他の乗客の方からクレームされてしまうかもしれませんよ」と伝えました。「あ、そう。じゃ、やめておくね」と幸いにも素直なお客様でした。
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