観光列車・志国土佐 時代の夜明けものがたり

高知駅から出発

「らんまん」のラッピング車両
四国高知を走る観光列車「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」に乗ってきました。

高知駅の出発前には、駅前のイベント広場でよさこいのグループがお披露目をしてくれていました。実際のよさこいの期間ではなくても、雰囲気だけでも味わうことができました。

高知駅を出発する時は、向かいのホームにNHKの朝ドラ「らんまん」のラッピング車両があり、華やかでした。

いよいよ観光列車へ

志国土佐時代の夜明けものがたり車両
ゆっくりと観光列車が入線してきました。1両目の「Kurofune」のデザインは早速龍馬さんです。さすが、土佐!2両目の「Sorafune」爽やかな白い車体です。

観光列車は車内の豪華さ、快適さはもちろん、車窓の景色が「売り」です。この列車の場合、高知から窪川の乗車区間では車窓の景色の見どころはほとんどが左側です。

車内には、この条件をクリアするための工夫が感じられました。右側のテーブル席にある椅子が回転できるようになっていました。ただし、イスを回転する時の音が「ガシャン!」とかなりの音なのです。指を挟まないかと少々心配になりました。

志国土佐時代の夜明けものがたり車内
食事が終わってからは、イスを回転させて景色を楽しむ方がほとんどでした。また、写真のように、2両目「Sorafune」では、2人づつの席の間に、先頭カメラの画像が映るモニターが設置されていました。

車窓の楽しみ

高知駅を出発し、「仁淀ブルー」が美しいことで有名な仁淀川を渡る時には、鉄橋の上で短時間ですが停止して、撮影する時間を設けてくれました。

安和駅
須崎あたりからはだいぶ海に近い場所に線路があり、安和(あわ)駅では太平洋の海が間近に迫り、大パノラマでした。

観光列車に乗ると、駅員さんはもちろん、沿線の一般の人たちが歓迎してくれるのが、何より楽しいですね。この旅でも、沿線のたくさんの人が列車に向かって手を振り、歓迎の横断幕を広げてくれました。この景色が一番心に残るものかもしれませんね。

残念だったこと

この列車で残念だったことがひとつあります。ドリンクや食事を注文する時に、いちいち係のいるレジまで行かなければならなかったことです。他の列車では、注文を取りに来て運んできてくれますよね?

志国土佐時代の夜明けものがたりグッズ
この列車では、1、注文&支払い~番号札受け取り&席で待つ、2、番号を呼ばれる&自分で受け取りに行くでした。つまり、注文したものを口に入れるまで、車内を2往復しなければならないのです。

満員電車でもなく、限られた人数の乗客しかいないのに、揺れる車内を2往復歩かせるのはいかがなものかと思いました。番号札を渡すなら、その番号の人の席に運べば良いのでは?それなら、ドリンクを持って歩く必要もなく、車内移動は注文時だけの1回で良いはずです。

同じJR四国の他の観光列車では丁寧にサービスしているのに、なぜこの列車だけが番号制&乗客に運ばせるのか?不思議でした。

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