カルガリーの町
1914年までは牧畜が主な産業でしたが、多くの油田が発見されたことにより1950年代に急速に発展しました。市街地の高層ビルの多くは石油、エネルギー関連や、保険会社のオフィスビルです。
カウボーイの祭典「カルガリースタンピード」が毎年開かれ、世界中から数十万人の観光客を集めます。その中心会場となるのが上の写真の中にある「サドルドーム」と呼ばれるスタジアムです。多くの映画のロケ地としても知られ、特に有名なのは「スーパマン」が飛び回るニューヨークの町としての利用でした。
観光しない町
カナダでカナディアンロッキーの観光をする場合、9割以上の方がカルガリー空港を利用します。バンクーバーから陸路や鉄道でカナディアンロッキーにアクセスする場合もありますが、その場合でも往路か復路はカルガリー空港を利用することになるでしょう。
空港から町の中心部に入ることなく、バンフなどの山の観光拠点への進路を取ってしまいます。途中、オリンピックパークというジャンプ台が目印の施設があります。時間があるとドライバーにお願いして、写真タイムをとることもあります。それが唯一の観光らしいことでしょう。
世界一のタワーがあります
カルガリーのシンボル「カルガリータワー」と呼ばれる191mのタワーが町の中心部にあります。カナダに住んでいた私でも、プライベートで1回しか行ったことがないタワーです。空港から遠くに見えるダウウンタウンの高層ビルの中に埋もれるようにに建っています。それなのに、カルガリーの人々はこのタワーを「世界一の高さ」と表現します。
なぜ「世界一」を主張するのかというと、カルガリーの標高が約1000mだからです。1000mの上に立っているタワーだから、どこよりも高いということができますね。
また、このタワーの上には天然ガスで火を灯す、トーチタワーとしての顔があるのです。約4時間で、カナダの一般家庭の1年分の天然ガスを消費するため、建国記念日などの特別な日でないと、その様子を見ることはできません。このトーチタワーとしても「世界一」だとカルガリーの人は言います。
何だか負けず嫌いの人の言い訳に聞こえますが、カルガリーに行った時には、カルガリーの人になり代わって、必ずこの話を紹介しています。
コメント
コメントを投稿
コメントありがとうございます!