成田空港の到着ロビーにて
プライベートでも、出迎えられたことがほぼない私に、ツアー添乗の終わりに迎えに来る人はいないはずでした。
声の主は、そのツアーに参加いただいていたお客様でした。実はそのご夫婦はツアーの途中で離団した方たちでした。
親戚のご不幸で急遽帰国
そのツアーは海外クルーズで、船にも2週間乗船するので17日間という長いツアーでした。クルーズ船好きの方が集まって、和気あいあいとした雰囲気で楽しんでいただいていました。
ツアー半ば頃、お客様から「帰らないといけなくなりました」と報告が。事情を聴くと、ご親戚の方が亡くなったとのこと。夜の報告だったので、次の日、寄港地で航空券の手配や段取りをお客様と相談をしました。日本への直行便がある都市までは待てなかったので、国内線と日本への国際線の手配をさせていただきました。
更に翌日の寄港地で、他のお客様たちが町の自由散策している時間に、空港に行き、チェックインのお手伝いし、乗り継ぎについてもご案内しました。年配のお客様ですので、英語は苦手な様子で不安そうでした。
私のアドバイスは、「とにかく飛行機を降りたら、次の便の搭乗券をスタッフに見せて、左右を指さして下さい。どっち行くのか聞いているということが伝わりますから。NARITAの表示を確認したら、そこで待っていれば乗れます。大丈夫です!心配ないです!」
日本へのフライトなら、乗ってしまえば日本語のアナウンスもありますから安心できるでしょう。そこまで不安でも頑張っていただかないといけませんので、笑顔で盛り上げました。
嬉しい再会でした
ご親戚のお葬式も無事参列でき落ち着いたので、成田に行ってみようということになったそうです。当然私たちが、いつ、どの便で帰国するかはわかっていましたから。しかも、このご夫婦は千葉に在住の方だったので、成田に来るのが苦ではなかったとのことでした。
それにしても、嬉しいサプライズをありがとうございました。
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