心地良い空間
箱根の芦ノ湖をのぞむ高台にあり、何より庭園が有名です。今はちょうど一番有名なつつじの季節です。
先日行った時は雨上がりのせいか、鼻が萎れてしまっているようでした。部屋の窓から見た方が細部が見えないためきれいに見えました。
富士山はごく一部の部屋を除き、残ながら部屋の窓の正面には見えません。庭園の右奥に見えます。
宿泊客とレストラン利用客以外の方は庭園に入るには別料金1000円がかかるようです。
全体的にゆったりした造りの大規模すぎない建物であることが、私にとっては心地良い空間でした。
古い歴史を持つホテル
ここは元は、19211年に建てられた三菱財閥の創設者である岩崎弥之助の甥、岩崎小彌太男爵の別邸でした。この当時に約3000株のつつじと約300株のシャクナゲが植えられました。つつじが開花すると、この庭園では華やかに園遊会が開かれていたそうです。
現在のようなホテルとして出発したのは戦後1948年のことでした。国際興業(株)がこの地を買い取り、山のホテルがオープンしました。1950年代になるとホテルの経営は小田急グループに移り、スイスの山小屋をイメージした赤い三角屋根の建物にリニューアルされました。
元はなかった温泉も掘削され、現在は大浴場も備わったホテルになっています。古い歴史を持つホテルですが、客室はリニューアルされ、水回りも清潔で快適に宿泊できます。
高級ホテルではありますが、ツインルームに1泊2食付きでひとり2~3万円台で泊れるホテルです。
朝食の楽しみは
食事は和食レストラン、洋食レストランでそれぞれ楽しむことができます。添乗員としての宿泊のため、通常のメニューでないものをいただきましたが、お客様の評価も上々でした。
私が一般客同様にいただけたのは朝食です。こちらも和食・洋食からの選択です。私は洋食を選びました。有名なオムレツも食べたかったのですが、オリジナルのフレンチトーストの誘惑に負けてしまいました。
宿泊だけでなく、首都圏からなら近場という利点を生かしてランチに行っても良い場所ですね。天気の良い日には気分よく優雅な時間を過ごせそうです。
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