世界のドライバー⑤イケメンの電話の相手

北欧の貴公子現る 

北欧周遊のツアーに行くと、絵に描いたようなイケメンドライバーが来ることがあります。私はその確率が高いらしく、他の添乗員は「オジサンしか来たことないよ~(怒)」と言っていました。

ある時、年齢は25~6歳、身長が195㎝位、金髪に青い目、さわやかな笑顔のイケメンドライバーがやって来ました。

女性のお客様の目がハートになっています。観光初日から、ほぼ全員がドライバーとの記念写真撮影をしました。見た目も良いし、明るい雰囲気なので、お客様も楽しそうです。

全部パパに相談

しかし私にとって、彼には重大な欠点がありました。なぜかずっとヘッドセットを付けて誰かと話をしているのです。

現地語なので何を言っているのかはわかりません。それでも気になるので「誰と話しているの?」と聞いてみました。「パパだよ。バスドライバーなんだ。」わかったけれど、手はハンドルを握っているけど、運転しながらずっと話しているのって危険ですよね。

「危険だから話は止めてくれませんか?」とうとう、注意をしてしまいました。年配のドライバーだと機嫌を損ねてしまいそうですが、若い素直な青年だったので「あ、ダメなの?わかった。でも、道が判らない時は聞いてもいいよね?」

えっ!パパに道を聞いていたの?ナビもあるでしょ?淋しいの?お子ちゃまなの?でも話しながらの運転は危険だからやめてね~。

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