人間の食べるものじゃない
翌朝、若いドライバーさん、超ベテランのバスガイドさんと3人で民宿の朝食をいただいていた時に、バスガイドさんがドライバーさんに言い放った一言にビックリしました。
ドライバーさんが食べていた納豆を、「そんなもん、人間の食べるものじゃないよ!!」と言ったのです。西日本では今でも納豆に馴染みのない人が多いことはわかっていますが、いくら自分の息子ほどの年齢のドライバーさんだったとしても、他人の食べているものに向かって「人間の食べ物じゃない」は言い過ぎではないでしょうか?
私はこの一言で、食べようとしていた納豆のパックを開けるのをやめてしまいました。
「親しき中にも礼儀あり」です。食べ物は最も一人一人の好みが分かれるところです。私にも嫌いな食べ物はありますが、それを「人間の食べるものじゃない」とは思いません。
国によっては、犬、カタツムリ、ネズミ、クモを食べる国だってあるのです。「日本人って本当にタコを食べるの?」と外国人に聞かれたこともあります。この件があったことで、私は久しぶりにある友人のことを思い出しました。
関係が途絶えてしまった友人
性格も趣味も違うのになぜか10年以上、いつも一緒にあちらこちら出かけていた友人がありました。お互いの彼氏のことも、家族の悩みも打ち明けていた一番の親友でした。非常にアクティブで色々なことに興味を持つ性格なので、「○○っていう映画見ない?」「○○に行ってみようよ」と、彼女の行きたい場所に出かけることが多くありました。私は「別にいいよ」「じゃ、行こうか」という感じで行くことがほとんどでした。
きっかけは?
ある時、一緒に映画を観に行きました、彼女はいつも遅刻をしてきます。映画は彼女が見たいと言ったもので、私の見たい系統の映画ではありませんでした。映画の後に食事に行ったレストランも彼女が行きたいと選んだ店でした。
映画が面白くなかったことをブツブツ文句を言いながら、食事が始まりました。私が食事をしていると彼女が次のように言いました。「なんだかまずくない?○○ちゃん(私のこと)こんなのよく平気で食べてるね~」でした。

小学校の教師になって頑張っている彼女を尊敬している部分もあったので、私といる時くらいはリラックスさせてあげたいという思いもありました。でもこの日はダメでした。
この日がきっかけで、彼女とは連絡を取るのをやめてしまいました。彼女からも連絡が来なくなったので、私に対して彼女も思う部分があったのかもしれません。何もかも一方的に私が正しいとは思いませんが、言って良いことと悪いことの区別はしてほしかったな、と今でも思っています。
大切な友人との残念な話でした。
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