私はミス・チョコレート

私はミス・チョコレート

私はかつてミス・チョコレートと呼ばれていました。決してミス・コンテストで優勝したということではありません。

ツアーでアラスカやカリブ海などのクルーズ船に頻繁に乗っていた頃のことです。船内の女性スタッフから、「また日本に行きたい」「日本に行ってお菓子を買うのが何よりの楽しみ」「日本食べたお菓子が忘れられない」と言われました。このことがきっかけで、私は船に乗るたび、日本からのお菓子をお土産に持って行くようになりました。

レストランの女性スタッフが歓喜しながら私を出迎えてくれました。そしてついに「ミス・チョコレート」と称号をいただくことになったわけです。発音しにくい名前を覚えられなかったためでしょうが、嬉しい称号でした。

一番の人気は？

2回目以降は、彼女たちのリクエストも聞いてみました。すると一番人気は明治のアーモンドチョコレートでした。非常にこだわりを持って選定されたアーモンドに、チョコレートをまとわせた、定番中の定番ですね。

私も大好きです。ホテルの売店などには一番の頻度で見るのではないでしょうか。私は、ビター系のチョコが好きなので、明治なら「香るカカオ」や、ロッテの「ビターアーモンド」の方が好みですが、定番ものも、ついつい見ると買ってしまうチョコレートですよね。

ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の時の話題のひとつに、佐々木朗希選手が、デッドボールを与えてしまったチェコの選手にお菓子を届けた、という微笑ましいものがありました。もちろんロッテの商品だったようですが。。。

WBCや東京オリンピックを取材に来ていたマスコミの方などが、日本のお菓子の美味しさをSNS等で発信していてかなり話題になりましたね。

海外のスーパーに行くと、どれが美味しいお菓子ですか？と、お客様から質問されますが、答えに困ってしまいます。日本人はそういう意味では不幸です。滅多に日本以上に美味しいものに出会えないのですから。